12/01/30 19:50:49.23 fCZClva0
評価お願いします。出来はかなりよくないですが。。。
「冬の連れ」
街中で踊っている冬の風。
窓をカチカチとたたき、窓から僕をのぞく。
律儀に生真面目に。
ビュービューと口ずさみながら街中挨拶してまわる。
ただ、君の挨拶に皆は邪魔くさそうにへ器壁している。
君の声は邪悪で無慈悲な光を放つ。
その光が人の心を寂しく虚しく響き、目を潤ませたり、一息はずませたりする。
君は一体どこから来るのだろう。
冬のはじまりと共に、さびしい音をたてながら、
ユリカモメの群れを連れてくる。
遠くから集まってくる旅人の群れと冬の風。
どれほどの歳月を一緒にすごしているの?
どれほど互いに近い仲なの?
どれほど互いに遠い仲なの?
と問いかけても、ティーティーと頻りにつぶやいているだけだ。