13/08/01 22:30:59.48 +SPPMQ140
【一稿目】
冒頭
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夏の夕暮れ 陽は落ちて
百の蝋燭灯るとき
此方と彼方の境目に
静かな言の葉連なりぬ
言の葉異形をいざないて
闇が満ちゆく夏の夜に
語りし紡ぎ手いずこへか
消えしことすら誰ぞ知らん
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〆
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百のともし火消えうせて
闇が現るその前に
夜は白々と明けぬれば
彼方への扉閉じられん
呼び集められし異形ども
帰る扉はすでになく
静かに影に沈み行く
またひととせを隠れ逃れ
扉が開くその日まで
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