13/04/07 14:27:34.35 OHeHetYC0
ちなみに同じやつが同じ日このスレに書いてる。
完全な嫉妬だな。
恐ろしい。
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part67∧∧
44 :本当にあった怖い名無し[sage]:2013/02/05(火) 11:21:48.14 ID:s5LhqBhu0
肘折から月山へ登るコースをスキーで一日に滑ろうと壮大な計画をしたのは
ちょうど大学三年の時だった。
そのコースは、かの芭蕉が奥の細道の途上で人足を伴い、途中一泊で登ったとして
古くから利用されている。それはそれは艱難な登山だったと想像する。
前夜肘折温泉へ向かい、そこで車をデポしてから、もう一台の車に乗り換えて
月山の姥沢に着いた。早々にテントに潜り込むと、すでに夜中の十一時を回っていた。
翌朝は天気は極めて良好、五時に起床し六時半出発となった。
リフトは動いていないので、リフト終点まで歩きになる。
凍ったデコボコの雪面はシール登高にはやっかいだが冷気はさわやかだ。
下から歩きで登ると、朝日連峰が望まれ文字通り朝日が輝いて見えた。
鍛冶小屋を通り越す前にコルを越え、メンバーも快調に山頂まで一気に登って行く。
朝九時だが食事をとることにした山頂まで二時間半で登り充分に休みをとる。
そしてようやく大雪原へ向かって滑り出す、ゆったりと広大な斜面を心ゆくまで味わうように滑る。
皆それぞれに斜面を赴くままに滑るが、所詮知れたものである。月山の東斜面は実に広大だ。
ほんの狭い範囲をチョロチョロ滑っているのが、下から見上げているとよくわかる。
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part67∧∧
45 :本当にあった怖い名無し[sage]:2013/02/05(火) 11:22:30.76 ID:s5LhqBhu0
みんな狭い尾根へと至っても興奮が冷めない様子だった。
しかしここからは慎重にトラバースし東側のクレバスを避ける。
(後略)