12/09/24 15:10:41.25 tMOmnuU10
>>279
江戸時代の苗字について以下の記述があります
↓
ちなみに百姓・町人は苗字の「公称ができなかった」だけであり、
私称として代々伝わる苗字を村落内では使用していた例が多い。
このことは中世の村落構造に端を発しており、中世の地侍や乙名百姓は苗字を称した。
そして、その配下の名子・被官といった人々も地縁にもとづき支配者と同苗を名乗ることが多かったのである。
この苗字とともに家紋も各家に伝わり、近世には庶民の私称の苗字や家紋として使用されることになったのである。
もっとも、このことの裏を返せば、家系がはっきりしている場合を除いて(特に庶民の場合)、
家紋と血筋が一致するとは限らないことを表している(高貴な家と家紋が同じであっても、その家に血筋が繋がるとはいえない)。
『索引で自由に探せる 家紋大図鑑』(新人物往来社)
とのことなので、江戸の庶民は名前しかなかったってことはないみたい。