13/01/11 23:14:40.74 GE1LXFFE0
あと、機械っていうのは人間の考える機械とだいぶ違った。人間って電池とかモーターとか
プログラムとかわざわざ分けて考えて機械を作ってるけど全部一体型。
パーツに分けてあるとか言うより、もうほとんど生物に近い形状。
筋肉みたいな可動部分にはエネルギーをためられるし、神経みたいな部分は機械の記録ネットワークみたいなのも兼ねてる。
破損したら自分で修復したし必要なら勝手に増える。もう半分生物みたいな感じ。
でも機械が生物じゃないのは何かを感じることがないから。
意識共有してて考えとか意見はみんなのものだけど、幸福感っていうのは自分だけのもの。
他人が幸福感を感じてるいるのは感じることができるけど、それには実感がない。
幸福感っていうのが自分が自分であることに直結してる。それが個体として生きる意味だけど、
機械にはそういう何かを感じるという部分が決定的に欠けてる。
宇宙人が意識共有してるのは無意識だけど、一応念波みたいな意識的に思念を飛ばすこともできる。
それを他の宇宙人に送ったり送られたことは無かったけど、その機能で機械を動かしてる感じだった。
今でいう脳波で動かすっていうのと同じ感じ。それで念波をつなぐ時、一緒に神経部分で意識共有
みたいなことが起きるんだけど、個がないからただの入れ物。まさしく機械。
それで、例えば移動しようとか思うこともないから車や飛行機みたいな移動手段もなかったし、
計算機とか、パソコンとかもない。服の文化もなかったｗので洗濯機もいらないし、
娯楽という概念がないのでゲームもないし、テレビもない。物語とか芸術とか言う概念もない。
何かを見て楽しむという感情がない。だから機械がすることと言えば居住環境の最適化
（現代で言うエアコン、空気清浄器、掃除ロボ、とか気圧、気体の割合など）、
食事（もぐもぐ食べてた記憶はない。でも空腹って感覚はあった。どうやって食べてたか覚えてない）、
睡眠（眠るのに最適な環境づくり？寝てるので意識ないからわからない。寝つけないとかそういう感覚はなかった）、
ぐらい。全部機械がやるけど、機械として別々にあるんじゃなくて機械が居住空間。
別に排気口とかもないしミクロの単位で自己調整してたと思う。