12/08/06 21:11:02.30 t3DePwqvP
なんだ、こんな所に豆があったじゃねえか、しかも二つも!
天の采配に感謝しつつ、ピストンを続けながら豆を両手で思いっきりねじり上げる、すると鬼の奴、でけえイキ声あげてあっさり果てやがった。
豆が鬼の弱点というのは本当だったのか、そんな感慨を抱きつつ、リキ抜けてガバガバなケツマンコからオンバシラを引きぬいてブルンッと一振り。
どうした鬼ども、私はまだまだイかねえぜ。自慢の金棒はどうしたァ!と挑発したら、今度は一斉に私に襲いかかってきやがった。
さすがに孤立無援じゃ分が悪い、代わる代わるケツにねじ込まれ、喧嘩神輿みてーに突き上げられる。
ソイヤソイヤ!ソイヤソイヤ!軍神神輿だ!ソイヤソイヤソイヤッ!
(せめてきびだんごがあれば、こんな鬼なんかに、くやしい、でもソイヤソイヤッ!)
だがたとえ敵同士だろうと、神輿を担げば自然と連帯感は生まれるもの。
いつの間にか鬼たちとも打ち解け、尺八比べや菊門綱引きで和気あいあいとした雰囲気に。
気がつけば日付が変わって早数時間、腹が減ってそろそろガス欠か、と思ってたら鬼の一人が袋にぎっしり詰まった恵方巻きを持ってきやがった。
近くの店でまとめ買いしてきたらしい。ありがたく受け取ると、皆子種まみれのまま、恵方を向いてかぶりついた。
私が食べたのはイカとアジとサーモンが入った海鮮恵方巻。この太さはあの鬼と同じくらいか、などと考えてたらさっきの祭りを思い出して私のオンバシラはすっかりビンビン。
周りを見れば、鬼たちの金棒も黒光りしてやがる。ようしやろうぜ第二幕、鬼と神の真剣勝負だ!
こうして神と鬼の競い合いは夜が明けるまで続いたのさ。
以上が私の鬼退治の顛末だ、この話を聞いて自分も鬼と遊びてーと思った奴に言っとくぜ、お供の犬猿雉子は絶対忘れるなよ!