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「食」という字は、「人」に「良い」と書きます。
そもそも食べ物は、私たちの身体に力を与え、病のときはそれを癒し、目的と労働に満ちあふれた一日が終わった後には空腹を満たすために食べるものでした。
わたしたちは、身体の奥深くから沸きあがってくる必要を満たすために食べたものです。
しかし、いまや食べ物は変わってしまいました。
今日の食べ物は、パッケージや箱に入り、人口調味料や着色剤にまみれた擬似食品で、私たちの肉体を奪い、脳を赤貧に陥れています。
製品の豊かな彩りや風味は自然のよさではありません。
色彩は化学実験室のビーカーから生み出されるものであり、風味はアリル・アントラル酸塩、イソプレゴール、リナリル安息酸塩、メチルデルタイオノンでつくられたものです。
そして、肉汁やソースは、木の繊維や硫化ナトリウム・スルホサクシネートによる乳化作用により濃厚にされているのです。
こうした化学薬品は、発ガン物質特性テストなどを受けたものです。
しかし、脳の化学反応に与える影響については研究されていません。
今や食べ物は、まともに機能しない脳によって引き起こされた人工的なひもじさをいやすために食べるといっても過言ではありません。
つまり、脳のレセプター部位が、食品中の化学物質が人工的に作る刺激を求めるのです。
私たちは食べますが、満足感はありません。
お腹はふくれても、充足感がないのです。
「人」に「悪い」と書いて「しょく」と呼ぶほうが正しいのかもしれません。
その結果、子供にまで生活習慣病が広がり、成人の多くが大なり小なりの肥満となり、潜在的な病気を抱えています。
そして、健康に憧れるのです。
テレビ番組の中で「○○が身体に良い」と喧伝されると、皆がわれ先に買いに走り、スーパーの店頭からその商品が消えたりするという珍妙な現象すら起こっています。
こうしたことにならないように、日頃からしっかりした食に対する考え方を持っているべきではないでしょうか?
「現代食養生」2回目をお送りいたします。x