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彼は子供の方には見向きもせずに、妻の死体を放置して
逃げ出そうとしたところを、妻の悲鳴を聞いたアパートの大家に通報され逮捕となった。
裁判所で彼はこう言った。
「妻には問題はなかった、自分はあいつがとてつもなく憎く、
殺したいと思っていただけだった」
衝動的な犯行だと主張する弁護士だったが、
前日にホームセンターで包丁を買うなどの計画性から
彼は無期懲役となった。
夫に住所を教えてしまった市役所の職員はその後、役所づとめを辞めて
細々とある小学校の用務員をしていた。
勤め始めて6年後。
5年生のクラスに一人の少年が転校してくる。彼は養護施設で育った孤児だった。
「用務員さん」彼を呼び止める少年。
「なんだい」
「あんたが余計な事言うからだぜ、ひでえよな」
少年はあの時の夫の息子だった。
その後用務員に恨み言も言わず黙って卒業した彼だったが、
その地域の県立高校に進学した後、どうなったかはわからないという。