12/08/11 22:11:35.32 KRyBPMgOO
>>208の読みです。
宵闇至りて 言の葉紡ぎ(よいやみいたりて ことのはつむぎ)
怪異談じて 奇を語る(かいいだんじて きをかたる)
此の岸 百の灯火あり(このきし ひゃくのとうかあり)
幽く 移ろい 惑うて 揺れる(かそけく うつろい まどうて ゆれる)
灯明 応に迎え火と為すべし(とうみょう まさにむかえびとなすべし)
超常 将に顕現せんとす(ちょうじょう まさにけんげんせんとす)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
色は匂えど 散りぬるを(いろはにおえど ちりぬるを)
我が世誰そ 常ならむ(わがよだれぞ つねならん)
されど現身の人ある限り(されどうつしよのひとあるかぎり)
此の岸 訪う者絶えず(このきし おとなうものたえず)
白蝋 さめざめ涙を流し(はくろう さめざめなみだをながし)
白煙 細くたなびきたる(はくえん ほそくたなびきたる)
いまや宴は幕となり(いまやうたげはまくとなり
東の空の白めども(ひがしのそらのしらめども)
千々に乱るる心根に(ちぢにみだるるこころねに)
描きし彼の岸 誰や忘るる(えがきしかのきし だれやわするる)