12/05/11 19:23:50.21 cu+o6+As0
(CNN) 中米グアテマラの熱帯雨林にある古代マヤ6文明のシュルトゥン遺跡から、
これまで発見されたものの中では最古とみられる9世紀初期のマヤ暦のカレンダー
と壁画が見つかった。発掘調査を行った米ボストン大学などの研究者が記者会見で
発表した。
マヤの暦の解釈をめぐっては、今年12月に暦が終わり、それが世界の滅亡を意味する
との説も出回っている。しかし今回見つかったカレンダーには、滅亡へのカウントダウン
に当たるような内容は見当たらなかったという。
滅亡説の根拠となっているのは、マヤの長期歴が今年12月21日で終わるという解釈。
しかし研究チームによれば、マヤの研究者の間ではこの解釈が誤りであることは以前
から知られており、この日を境に新たな歴が始まる節目の日にすぎないという。壁画の
文字の解読にかかわったテキサス大学の考古学者デービッド・スチュアート氏は
「マヤの暦はこれから先、何十億年にも何兆年にもわたって続く」と強調した。
壁画はシュルトゥン遺跡を調べていたボストン大学の研究者が2010年に発見した。
一帯は30年ほど前に荒らされた跡があったが、さらに発掘を進めたところ、極めて
良好な状態で保存されたマヤの王の肖像画が見つかったという。
壁画は9世紀初期の家屋のような構造物の天井と3面の壁に描かれていた。家屋は
マヤの書記官の仕事場だったとみられ、アーチ型の天井が付いていた。カレンダー
とみられる壁画は、点と線を使って月の動きが6カ月の周期で記録されていたという。
研究者によると、シュルトゥン遺跡のほとんどが未発掘のままで、今回の発見はごく
一部にすぎないという。調査団は今後も発掘調査を続ける予定。今回の調査結果は
11日の科学誌サイエンスに発表される。
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>見つかったカレンダーには、滅亡へのカウントダウンに当たるような内容は見当たらなかったという。