12/03/24 10:05:02.26 N+nENbAh0
>>37
少なくと残り１体を取り逃がしたのだから、物陰への注意を怠るわけにはいかなかった。
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建物の前には野外で食事するためのテーブルや椅子がひっくり返った幾つも状態で無造作に転がっている。
至る所にドス黒く変色して固まった血糊や血飛沫が残されており、
その数はここでのパニックが、如何に凄惨なものであったかを悟らせるには充分だった。
念入りに調べたが、高速道路側の面は全て戸締りされており、店内も血糊だらけで嵐でも通ったかのような有り様。
ガラスを破壊するのは、修復ができない分ハイリスクだろう。
「おーーーい、誰かーーーッ 誰か居ないかーーーッ」 ガラスを叩く。
ゾンビの聴力は人間より優れているらしく、この呼び掛けも相当に危険を冒している。
何の反応もない。
しかし、この駐車数でこの静けさ･･･ どうしても合点が行かない。
この戸締りも、内部に立て篭もっている者が居ればこそのものではないのか。
それとも、籠城の態勢を築いてから、それらの者もゾンビになってしまったのだろうか。
いずれにしろ内部に何かが居なければ、この戸締りはできない筈だ。
そうだ、もう１つ有り得る。
籠城していた者が、食糧などを外に求めて此処を離れたケース。
64: ◆JwKmRx0RHU
12/03/24 10:05:35.93 N+nENbAh0
>>63
裏側にも侵入できそうな窓はなく、見事な防犯設計である。
この期に及んで、男は自分の読みが甘かったかも知れないと思い始めながら扉を調べる。
ノブやレバーが動くにも拘らず、押せども引けども建物が男を拒絶している。
正面側ｊのガラスを割る方法を思案しながら最後の１枚に手を掛けると、
まるで今までの苦労が何も無かったかのように扉が軽々と開き、外気とは違う屋内の匂いが漏れ出て来た。
ゾンビ特有のキンモクセイの臭いとは違う。
屋内にゾンビが居ないと決め付けるには早いが、この匂いから察するに、仮に居たとしても大した数ではなさそうだ。
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男は、拳銃（スミス＆ウェッソンM37エアーウエイト）を右ポケットから取り出し、回転式弾倉の装弾を確認して再び納める。
左腰に移し変えた剣鉈をゆっくりと居合いのように抜いて、再びホルスターに戻す。
刃を下に向けた掘り具を左手に、男は建物内への一歩を踏み出した。
65: ◆JwKmRx0RHU
12/03/24 10:12:54.34 N+nENbAh0
>>63修正
建物の前には野外で食事するためのテーブルや椅子がひっくり返った幾つも状態で無造作に転がっている。
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建物の前には野外で食事するためのテーブルや椅子が幾つもひっくり返った状態で無造作に転がっている。
この戸締りも、内部に立て篭もっている者が居ればこそのものではないのか。
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戸締りにしても、内部に立て篭もっている者が居ればこそのものではないのか。
>>64修正
裏側にも侵入できそうな窓はなく、見事な防犯設計である。
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裏側にも侵入できそうな窓はなく、見事な防犯設計だ。
66:本当にあった怖い名無し
12/03/24 10:24:55.30 odQdfU4Z0
比較的簡単に手に入って、耐久性があり素人でも使いやすく
倒せる可能性がある武器はやっぱり工事用ハンマーか槍かな？
俺はスコップを推すけど