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【環境】 ハイブリッドに死角 車もガラパゴス化の懸念 昨年、中国でHVの販売は3千台、米国でも全体の2% 簡素な技術が主役に★2
スレリンク(newsplus板)
技術で先行しながら市場は奪われる。そんな苦い経験を日本企業は携帯電話で味わった。
だが、やり方を誤れば今度は「最後の砦」となった自動車でもガラパゴス化の懸念はある。
問われるのはデファクト(事実上の標準)をどう握るか。
「ライバルはトヨタ自動車ではない。VWだ」。そう話すのは現代自動車の会長、鄭夢九(73)だ。
鄭はここ数年、トヨタと別の道を目指している。例えば研究開発は売上高の2%強とトヨタやホンダ(4~6%)の半分にとどめ、
資金はむしろ工場の自動化投資やマーケティング、デザインなどに振り向ける。
鄭は「市場が急拡大する今は人材や先端技術をゆったり育てている場合ではない。成長市場でとにかく量を売る時」と考える。
日本を代表するトヨタの乗用車「カムリ」。昨年は前年比で6%販売が減り、逆に現代の「ソナタ」は15%増えた。
新興国での販売台数比率はトヨタが37%、現代は52%。成長市場でデファクトを握るとの意志が徹底している。
東大・ものづくり経営研究センター特任准教授の朴英元(41)は
「日本はR&D(研究・開発)、韓国はR&BDに力を入れている」と話す。BDとはビジネス・デベロップメント。
日本は長期での技術的進歩を求め、韓国はビジネスでの成功を現実的に追う。(以下略)
日経新聞