12/07/10 01:55:47.48 Dn1ZccuP0
3年ほど前の春先の話。
どこかに出掛けて、19時過ぎに帰宅。
車庫のシャッターを開けるため、車から出ようとすると、出掛けに閉めたはずのシャッターが開いている。
うちの車庫は二階を物置にしているから、自分の留守中に家族が開けて閉め忘れたんだろうなと思い、特に気にも留めなかった。
バックで車庫入れを始めると、薄暗い車庫の中に人影がある。
ん?誰だ?と思いながらも、オーライオーライとジェスチャーするのでそれに従った。
自分ちだから慣れてるわけで、車は一発で入った。
するとその人物「オッケー!うまいねっ」と拍手してる。
まだ車内にいる自分にも聞こえるような大声で。
ここで気付く。こいつ、家族の誰かじゃない。
父か弟だと思ってたけど明らかに声が違う。
恐怖心が湧き上がってきて車から出られずにいると、そいつは運転席の横にきて、
ものすごいイイ笑顔で親指を立て「グーッド!」と言った。
何の変哲も無い普通のおじさんだったけど、全然しらない人だった。
彼はアハハと大声で笑いながら去って行った。
未だに何者だったのかわからない。