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そこには、
「今日は○○を食べた。○○も食べた。××へ行き○○も食べた。もちろん大盛り。あーお腹痛い」
「アレがまた私の話を無視する。あのグズの話ばっかり聞きやがって。早くしねよ」
「いつもいつもいつも同じ場所に集まって気持ち悪い。虫以下。蟻以下。トラックとか突っ込んでこい」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああしねしねしねしねしねしね」
など、自分が何を食べたかなどの詳細な記載。私達家族、学校やその他の関係者達の事細かな言動や恨み辛みなどが赤いボールペンでびっしりと書かれていました。
日記だったようで、ほとんど毎日全部のページを埋め尽くすほど書かれており、一番古い日付は姉が高校を入学した日でした。
さらにその一番古い表紙の裏には「まだ六冊あったけど燃やした」と書いてありもっと以前から書いていた事も示されていました。
姉が死んだ最期の日の日記は、日付とページの真ん中に園児がらくがきしたような絵柄で自分がにっこりと笑って首を吊っている絵が描かれていました。
以上が、姉の話です。
今では私も両親を恨んでいます。そして姉があんな末路を辿ったのはきっと私にも責任があります。
なので私もいつか姉と同じ死に方を選ぶつもりです。