13/05/01 14:22:49.92 iFiXKg9L0
俺の地元にも戦後没落した家がある。仮にA家としとく。
江戸時代の後期には貧乏な家で、自分で耕す為の田んぼも持ってない小作農だった。
その頃の当主(?)が真面目な人で、節約したり日銭稼ぎをしたりして苦労して少しずつ土地をを買っていった。
江戸の末期頃に冷害で地主が没落。貯めてた金で地主が売り出した土地を買って、大百姓の仲間入りをした。
明治・大正と堅実に土地を耕しながら金を貯めて、戦前は銀行や地場産業、都市部の会社にも投資してた。
それが戦争で大逆転。跡取り息子は戦死。戦中戦後の混乱で投資してた銀行や会社は倒産。
GHQの農地改革で、コツコツ手に入れた土地は没収。
預金凍結&新円切り替えで、貨幣価値が1/10に落ちた。
さらに冷害やら何やらが重なり、当時の当主が心労で倒れ療養の甲斐なく死亡。
病気療養の資金や税金を工面する為に残った土地を手放さなくてはならなくなり、あっという間に没落した。
今でも市内に住んでるよ。