12/02/08 12:57:30.95 20PCCns/0
>>79
共産主義の歴史を紐解く必要があります。私の考えとしてはマルクス主義が、その理想追求を
最も適切に行った共産主義だと考えますが、そもそもからして当時の共産主義は当時の体制の
問題点を解消する為に応急的に体裁が強化された感が拭えません。それを許した各共産主義論者
達の言葉を見ても、彼らは偉大であるとされながらもその言葉には王政とその理由が何処にあるのか、
即ち王政を採り得る我々人間とは何かを論じようとする努力が全く欠如しています。
資本論は良く共産論と対比関係に置かれますが、そもそもこれが間違いです。資本論はここの人間の
資力のありかとその運用形態の合理を説く物であり、共産論は人間の是を説く物です。
共産論の究極形と資本論の完成形は、本来別のヒエラルキーにて同一の社会体制の部分を示す物
だと我々は捉えています。つまり、資本共産主義論と言えるものだと捉えて頂いても良いと思います。
また、国家とは単純化すると人間の集まりの事ですから、この社会において稼いだ金は個人の物であり、
同時に稼ぐ行為で国家全体で幸せになりましょう、と言うことも一度に可能なのです。何故なら人は
国家だからです。