12/02/25 03:34:28.99 3phuJxAmi
3年くらい前の話。
俺の仕事の勤務時間が昼から深夜(だいたい2時か3時)で、終電に間に合わないので、練馬区の仕事場付近に部屋を借りて自転車で通勤してた。
時期は梅雨に入ったばかりくらいで、まだ寒かった。
その日はバケツをひっくり返したようなざんざん降りの雨だったけど、前に傘さし運転でおまわりさんに注意されてるし、部屋も5分位の距離だったので、傘をささずに強行突破してた。
そしたら、前方から自分と同じ様に傘なし自転車のやつがものすごい蛇行しながら向かって来た。
明らかに普通じゃないくらいの蛇行で、気味が悪かった。
狭い道路だったけど2車線通れる道路の、端から端までくらいをぐいんぐいん来た。
確かにその道路は住宅地の中で車は殆ど通らないし、片側は塀で何かが飛び出て来るとは考え辛いが、危な過ぎ。
しかも、そいつが着てるのは青いTシャツにハーフパンツ。
これは完全に池沼だなと思った。
雨で視界も悪いし、ぶつかったらどうしてやろうかと考えながら、だんだん近づいて来た。
それでもまだ蛇行。
ぶつかるかと思ったが、物凄い至近距離ですれ違った。顔が見えた。
正確には顔は見えてないが。
なにもない真っ黒だった。
反射的に振り返ってしまったのだが、後頭部に顔があった。
一瞬だけだったが、真っ白い顔が笑っていたように見えた。
後ろからやつが着いて来ている感覚があって、恐くて全速力で家に帰った。
思い出すと今でも鳥肌が立つくらい不気味だった…。