12/05/04 21:25:13.01 kfzjiHHN0
幽戸さんと久田さんの両著を読み終えたが、良くも悪くもいつも通りの内容
だったな。
それでも、目新しい内容はあって、幽戸新刊で覗き常習者の生態と彼らが
直面した怪異の話は、東京伝説的な話と怪談の間をつなぐものがあって、
興味深かったな。
あと久田新刊で、黒服の男達の話が出てきてびっくりした。祟り談だけで
なく、そっち絡みのヤバさまで抱えてしまったらどうするんだろうか。
そして「東北にて」は、断片的ながらも重い余韻が残る話だった。ちょっと
異聞フラグメントっぽかった。
確かにこうした話の前では沈黙するしかないのだろうね。