12/02/02 15:25:23.36 7Ga3oUvA0
その方は、確かに父に老婆が憑いているといい、なんとその老婆の名前を口にした
父はその名前に覚えがあった
昔近所に住んでいたおばさんで、小さい父を色々と可愛がってくれていたそう
ほっしゃどんが言うには、「あなたに救いを求めている。墓を見てみなさい」
翌日、親戚の方に了解を貰い墓を見に行った
墓の中で遺骨は、骨壷にも入っておらずただバラ撒かれ、長雨のせいで水に浸っていた
なぜそんな状態だったのか
老婆には子供や旦那などが居なかった。つまり一人っきりだった
なので亡くなった時、一番近い親族のTが葬儀をしたのだが、Tは骨壷すら惜しんだ
この親族Tは有名な守銭奴で、老婆の財産なども根こそぎ騙し取ったり、酷い事をしていたそうだ
墓は別の親戚に頼み、その帰りに父と母はTの家付近に寄って言った
「自分に頼られてもどうしようもない。恨むなら、このTさんを恨んで下さい」
翌日から、父の霊障は無くなった
数ヶ月後、Tは脳溢血で倒れ半身不随となり、その後まもなく亡くなった
私達家族は因果応報の怖さを噛み締め、長かった恐怖が終わった事を感じた
これが我が家で一番怖かった霊体験です
父はなまじ霊感があったせいで頼られたようです