12/01/23 23:12:38.39 x51feHWci
二十歳の頃の実話。
バイクで事故って左肩を骨折した。
折れた骨が神経を圧迫して左腕は全く動かない状態で、手術することになった。
入院した病室は6人部屋で、隣のベッドにはボケたじいさんがいて、うろうろしてはナースに怒られていた。
手術は全身麻酔でするので、手術前日に色々検査をした。
体温を何回も測ったり採血したり、耳を少し切って血の止まり具合をみたりした。
そして深夜寝ていると誰かが布団をめくった。
また何か検査でナースかと思って目を覚ましたが、誰もいない。
隣のボケたじいさんかと見てみたが、じいさんは寝ている。
おかしいなぁと思った瞬間、すごい力でベッドに押し付けられて金縛りになった。
金縛りにはなった事はあるので、金縛りかぁくらいに思っていると、今度は腕をバンザイした形で押さえつけられ、次の瞬間俺の上には青い男の子が馬乗りになって俺を睨んでいる。
顔を10cmくらいまで近づけて睨んでくる。
動こうにも金縛りで動けない。
声も出なかった。
しばらくして男の子は消えて金縛りも解けて、俺は呆然としていた。
金縛りで幻覚見たのかと。
でも不思議なのは動かないはずの俺の左腕が、バンザイの状態になっていたこと。
おわり。