11/12/12 06:44:51.83 Qgf1esM4O
>>29のつづき。
交際は順調だったが、一方で少しこの子はおかしいなと思うことがあった。
詳細は省くがとにかく小さなことからゾッとするものまで嘘をつくようになった。
そしてその嘘はすべてその子自身の印象が良くなるもの、その子が得をするためのもので彼女より年上だった俺は彼女の嘘にすぐ気付くようになり、俺は苦しんだ。
時には彼女を厳しく問いつめることもあり、彼女はもう嘘はつかないと涙ながらの約束をするが、言った瞬間から嘘をつく。
俺は悩んだ。
彼女は明るく魅力的で、どこか華やかでただ者ではない雰囲気を纏っていて別れるのは非常に苦しい。彼女の魅力は麻薬的だった。
が、その子のことを考えると好きな反面、心はどす黒い気持ちに支配され、決して幸せとは言えない状態だった。
彼女はそんな俺の気持ちを想像出来るはずもなく、天真爛漫に嘘をつき続けた。
俺はある日、このままじゃダメだと思い、彼女と別れた。
つづく