12/03/05 03:02:15.53 nB2OM4/W0
皆まだ興奮してる時に急にトンネルから
ドタドタドタドタ!
って足音が聞こえて、
とにかく逃げた。
右側は断崖絶壁。
道路からは雑草が手のようにまとわりつく。
でも必死で走った。
少し走ると後ろからの音は止んで俺たちも息を整えた。
とりあえずこれからどうするか。
皆で考えた。喧嘩にもなりそうだったけど
あのトンネルを戻ることは考えられず進むことになった。
次のトンネルは海側が開けていて、真っ暗ではない。
足元もしっかり見えるし少しほっとした。
トンネルを歩くがなんにも無かった。
それでも皆回りに気を配りながら進んでいた。
トンネルは出口がすぐそこに見える。
たかだか数十メートルくらいだった。
そしたら突然
ガンガンガンガン!!!!!!
ってドラム缶を殴ってるような音が鳴り響いた。
さっきのトンネルの反響の非じゃないくらいに。
皆一斉に走り出す。
後ろから音に混じって笑い声がこだまして聞こえてくる。