11/09/02 16:35:52.02 sTfCTYMr0
そして一週間後に父は亡くなりました。享年六十二。葬式はとても立派なもので
したが、私は親族の席には座れず、一般の参列席に連なりました。父は私の事を
どう想っていたのか、いまだに謎です。一度は訊いてみたかったのに・・・。
父との再会は思いもかけぬ結果となりましたが、私は、そこから大きなことを
学びました。それは、潜在意識に夢を刻み込む時は、五感(視覚・聴覚・嗅覚・
味覚・触覚)の全てを駆使して、かなった時の詳細をイメージする、という事です。
それまでの私は、ただ「四十歳になったら父に会う」という夢を描き、それを
潜在意識に叩き込んできたため、危篤状態の父にしか会えなかったわけです。
でも私が「四十歳になったら、元気な父に会う」とか、「四十歳になったら、
父と会って抱きしめてもらう」という夢を抱いていれば、その通りになったに
違いありません。