13/02/18 18:11:23.06 dJQF3c+V
内田樹にかぎらずホンダ神父なんかもそうだが「弱者」への考え方が
根本的に間違っている。
むかしサルトルという偉い哲学者が「実存は本質に先立つ」という素晴らしい
反差別のことばを語った。
ホンダや内田らは「弱者」という本質をもった存在がそこにいるとおもっている。
「ホームレス」や「精神病者」という本質をもった存在がそこにいると決め込んでいる。
そうじゃない。弱者もホームレスも精神病者も、ある「状態」に過ぎず
(たとえば「ホームレス」は失業と家族喪失という状態)、その状態が改善されれば
ふつうの人間にすぎないのだ。つまり人間はみな本質的存在ではなく実存的存在であると
喝破した。これがわからないから、差別や蔑視が生じる。