12/01/24 11:15:59.10 q0f/d7eC
>>66
ボカロエンジンの性能向上以上に、技術の未成熟ぶりを緩和するあの声の質は大きいと思う。
聴きやすさという点では後発の鏡音やルカ以上なとこあるし。
当時の記憶を手繰ると、「人になりうる何か」or「この延長にそれがあるという確信」を与える
閾値を越えた点がVOCALOID 1と決定的に違う点だったような。
ホンダのP2(アシモの前身)もそうだったけど、この閾値を越えたものは将来像を思い描いてしまう
補正が一気にかかるため、技術的な未熟ぶりは大目に見られがち。
絵師やCGモデラーの具現化欲の出所はこのあたりだったと思うし、オーディエンスの欲求も高かった。
その興奮は80年代のPCやi-mode黎明期と同質なものであり、萌えやリビドーとは違ってたはず。
小型化競争や御社シリーズなど、わりと理系寄りな波及が多かったのも自然だったし。
閾値は人によって異なるうえにその前後では劇的に態度が変わるため、信者・アンチのふるまいも
そういう目で見ると納得できる。
このインパクトは後発では与えようがなく、ミクさんだけが依代化するんじゃないかな。