11/12/14 14:46:04.85
ディスチミア症候群でぐぐってみると、従来のうつ病と違って、過保護で強い自己愛と万能感を
持ち、他者との関係構築が不得手な人がかかりやすい精神疾患のようだ。
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ディスチミア親和型うつ病(新しいタイプのうつ病)
年齢層:青年層
病前性格:役割抜きでの強い自己愛と漠然とした万能感を持ち、挫折に際しては他罰的傾
向を示す。もともと仕事熱心ではない。社会的役割で成功する前に、回避的となり職場を
移動しがち。
診断に対する態度:初期からうつ病の診断に協力的だが、症状からの離脱には消極的。
薬物への反応:部分的で、なかなか中止できない。
経過:休養と服薬だけでは慢性化しやすい。病み終えず、どこからが病気で、どこからが生
き方(人格)かが不分明。
自殺傾向:衝動的な自傷行為、大量服薬など。
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病は時代を映すと言われていますが、ディスチミア親和型うつ病の時代背景を、神庭先生は
以下のように、考察されています。
戦後の、経済的には比較的恵まれた環境に生まれた現在の青年層は、規範よりも自由を尊重
する風潮の中で育ったが、近年、職場は激しい競争に曝されており、過酷なノルマを課すよ
うになった。
若者は就職後、早々と挫折を味わうが、そのような困難な状況を何とか切り抜けるための、
人間関係の構築が不得手な人が多く、その解決策として、他罰的な感情を抱き、逃避的にな
ってしまう。するとさらに叱責される結果となり、悪循環が形成され、その葛藤に耐えられ
なくなってディスチミア親和型うつ病を発症する。
要するに、このタイプのうつ病は、規範よりも自由を尊重してきた風潮と、過酷な現実社会
のギャップを反映したものである、というわけです。
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