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熱帯雨林は食物やきれいな空気の源であるだけでなく,まさに薬品戸棚ともなり得ます。
医師が処方する薬全体の4分の1は,熱帯雨林で生育する植物を原料としています。
アンデスの雲霧林からはマラリアに効くキニーネ,アマゾン地方からは手術の際の筋肉弛緩剤として用いられるクラーレ,
マダガスカルからは,多くの白血病患者の生存率を劇的に高めたアルカロイドを含むニチニチソウが取れます。
こうした際立った成果にもかかわらず,熱帯植物のうち,医学的財産の可能性に関する調査が行なわれてきたのは,
全体の約7%にすぎません。しかも時は尽きようとしています。米国ガン協会は,
「熱帯の多湿な森林が広い範囲で除去されているために,ガン撲滅運動は重大な後退を余儀なくされるかもしれない」と警告しています。
URLリンク(soudan1.biglobe.ne.jp)
植物成分の化学構造は人知を超えた多様性があり、人工的に合成が困難な構造を持つものが多い。
URLリンク(wwwts9.nibio.go.jp)
どうするの?鎖国したら、こうした薬品の原料も手に入らなくなるんだよ。日本に熱帯雨林はないのだから。