13/06/24 21:09:48.49 wjGwBgV0
エリック・キース
ムーンズエンド荘の殺人読了
海外ミステリではかなり珍しい雪の山荘モノの本格ミステリ
デビュー作らしくまだ文章に若干荒さが目立つが、読みやすい
「そして誰もいなくなった」に真っ向勝負をしてるが、当時なら兎も角、やはり現代ミステリでは無理があるところもチラホラ
そもそも犯人の計画に穴が多い(というか、そうそう被害者たちがあんなに犯人の思惑通り動くとは思えない)
密室トリックも出てくるが、そもそも密室にする理由が感じられなかった
とまあ粗を探せば幾つもあるが、犯人を指摘するときのロジックなどは明確且つ論理的で、謎の配分も良い
次作も同じような本格ミステリであるならば食指は動く
このミスにランクインするのは難しいかな