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1993年から16年間
1日1日過ごした日々 すべてのことを
なにもかもを 思い出すことなく
消してしまいたい
2009年9月
すぐそこには もう秋の足音が近づいてきていた
部屋に帰った「鏡の中の自分」は
お金のためだけに働かされ
痩せこけ 抜け殻のようになっていた
それまで何度も逃げようとしたが 連れ戻され
その時に受けた暴力の顔の傷は 黒ずんで
いつまでも消えることはなかった
「今度こそ 逃げきろう」
「残された人生のために」
TOSHIフォト&エッセイより