11/03/31 16:32:45.19 0F7Y/fg+
こんな時だから、この漫画読んでる。
「ヨコハマ買い出し紀行」
否応もなしに迫り来る自然の驚異に翻弄・・・なんてされずに、
・・・いや、それなりに唖然としたり泡食ったりはしてるけど・・・
それらをごく当たり前の日常として生活している人達、ロボット達の物語。
今度の大震災の直接の被災者では無いけど、
それでも地震が起きた時、立続けに急カーブを曲がるかのような、強烈な横揺れを感じた関東の人間で、
後でテレビを見ると、そんな横揺れすらしょーも無い事にしか思えないと言うか、
映画かドラマの一場面にしか思えないような「大惨事」が映っていて唖然とし、
そして>>293にも書いたように、人間の作ったシステムってイッパイイッパイだったんだなぁと、
状況は分かりつつもガッカリし、そしてそれらの変化に意識や行動を対応させるだけで
イッパイイッパイだった自分自身に一番ガッカリし・・・
(具体的には、地震の後テレビを見た瞬間に、買占めの連中が動くと分かったから
その前に買占めはしないけど、あちこちの店から無くなりそうなものを2、3個ずつ買っといて、
でも現実はそんな予想なんかの更に上を行ってて、計画停電を理由にいつもは開いてる時間に
店が閉まってて、その事実と意識を整合させるだけでイッパイイッパイだったり・・・)
そんな状態で分かった事がある。全ての行動基準が、「必要があるから、そうしなければならない」
という風に、自分自身の意識に染み付いていたんだなぁ、て事。「普通」に行動したつもりが、
想定とは違う結果がかえってき、対処を覚えて、「今度からはこうすればいい、こうしなければならない」と
分かったつもりになり・・・を繰り返してきた結果か。頑張る必要があるから、頑張らなければならないと
思い込み、それだけで意識がイッパイイッパイになったり。
・・・そんな自分の目から鱗がボロボロと落ちまくった、そんな作品。
現実には、実は「必要」なんてのは無い。
頑張らなければ頑張らなかった結果が来るけど、だからと言って頑張らなければならない
なんて事は無い。頑張りたいなら頑張ればいい、そんだけ。自分がどうしたいかをまず考えていい。
それで、それまでのイッパイイッパイだった意識が、スコーンと抜けて軽くなった。
その時々でできる事、したい事をすればいいだけ。
どんな時でも、そう思って行動できればと思う。
それすら許されず亡くなったり、多分考える余裕なんて全く無い被災された方たちの事は・・・
自分の意識をその立場に置き換えて考えてみようとする事しかできず、
そうしようとすると、それだけで固まって、何も行動できなくなるから、意識から外してる。
自分と、その周りの事だけで精一杯だ。それしか言えない。