12/08/10 02:52:25.76 TRJNjCae
空に欠けた旋律
ぶっちゃけ特大地雷。
空戦ものと謳っておいてその実ロボットものというジャンルエラーは深刻だが、せめてロボットものとしてのデキさえそこそこであれば、こうも文句は出なかった。
この作品は一言でいうと、ミリタリー知識ゼロの作者が書いたスーパーライトなロボットファンタジー。
・主要メカニックであるロボットはパイロットの生命力を動力源とし、重力や慣性を無視して飛行し、「エネルギーゲージ」「シールドゲージ」「ブーストゲージ」で戦うゲーミング仕様。
・戦闘機も出てくるが、基本ドッグファイト。まさかエースコンバットでも参考資料にしたのか?
・突発的な初陣を迎えた新兵に対し、隊長が「君たちは成績優秀だから好きなように戦ってね^^」 一応、隊長は有能設定・・・
キャラもウザい。特に女主人公。
こいつは終始、自分のレズ性癖や無能さの全てが「僕はイカれている」「僕は壊れている」と後天的、外来的であるかのように自己弁護と思考停止を繰り返すだけで成長しない。
しかもいちいちポエミーで自己陶酔してるから鬱陶しい。
ヒロインもヒロインで、自分一人の絶望を責任転嫁して「こんな悪い私=人類は全部ぶっ殺してやるの」とか言っちゃう糞馬鹿厨二だし。
新人のロボットものはテッカイオー、DT-O、ついでにフルアナも読んだが、この作品はレーベルスレで酷評されてたDT-Oより酷い出来だと俺は思った。
伸びしろがあるとすら思えないから、2巻どころか、俺はこの作者の本を二度と買わないよ。