12/01/02 11:52:25.07 AynUKHd5
ボクは彼女に不満がある。それでも、彼女に尽くしてきた。
一緒に笑い、泣いている時には側で励ましたりもした。
「抱かせて」と言われた時には彼女の要求に応えて体を差し出し、同じ布団で一夜を共にすることだってある。
でも、彼女は気づかない。ボクの思いに気付いてくれない。
もの思いにふけるボクは、食事を目の前にしても心が踊らない。
彼女が心配そうに覗き込んできた。
「どうしたの?」
本当に心配いるような口ぶり。そして、見当違いなことを言う。
「今日は、ポチが大好きな鳥のささみだよ」
ボクは鳥肉が嫌いだった。
評価頼みます。