11/12/16 18:45:56.01
日比谷線中目黒事故00/03/08でのスクープ連発も触れておこうかね。
●事故報道が一渡りした03/11朝、営団地下鉄のガードレール設置基準が他社に比べて極端に緩いのを暴露したのがあかはた新聞。120R!
日経がその日の夕刊で同内容を報じ、他紙は翌朝で、朝日が全大手私鉄とJRの設置基準を調べ上げてあかはたを追い掛けた。
まさか、政党機関紙に抜かれるなんて思いも拠らなかった様で、テキ階級機関紙日経だけが夕刊で追い掛けられたってのが笑うとこ。
実は各紙記事を良くみると、読売の当日08日夕刊の現場航空写真で、事故現場両側の東横線にはガードレールがあり、営団にだけ無いのが写ってたが一般紙はそれに気づかなかった。
●営団鷺宮車庫で92年に2回の脱線事故があり、社内調査で輪重狂いが指摘され、調整のための輪重計導入要求が出されたが、
当局はこれを拒否、「うるさい人達」のいる半蔵門線車両だけ輪重調整を取り入れたことで、日比谷線車両の大幅輪重狂いを見逃して惨事に至ったこと。
この報道で、原因者として送検されていた保線係労働者5名の不起訴方向は決まったが、職場労働者への不当弾圧を怖れてか「国会議員団の調査」の形で発表。
他紙はこの重要スクープを追わなかった。しかし輪重狂いは後の事故調報告の軸になった重要原因だった。
以上2点が日比谷線事故の主原因だった訳だが、共に一般紙ではなく、あかはた新聞のスクープなのが特徴。社会部ネタもなかなか読み応えあるだろ。