11/09/08 23:29:47.10 HFM3J8/e
多分何冊か出てるシリーズの中の一冊です。よろしくお願いします。
【いつ読んだ】
昭和50年代
【物語の舞台となってる国・時代】
いろんな国・時代の物語が入っている短編集
【覚えているエピソード】
道徳的なお話がいくつも入っていて、覚えている話は2つです。
二人の娘を傘屋と下駄屋に嫁に出した親が、
晴れていれば傘屋の娘は傘が売れなくて困っているだろう、
雨が降れば下駄屋の娘は下駄が売れなくてつらいだろうと
毎日泣き暮らしていたが、ある人から晴れた日は下駄屋の娘が
雨の日は傘屋の娘が喜んでいると思えば毎日幸せだと諭される。
戦時中の日本で男の子が腹痛を起こした夜に空襲があり、
背負われて揺られ、暑い防空壕で余計具合が悪くなり、空襲がおさまって
医者に行ったら盲腸破裂寸前で、もう少し遅かったら死んでいたと言われ
即手術、意識が戻った時にまた空襲があり絶対安静なのでとり残され、
誰もいなくなった病室に母親も一緒に残って一晩中手を握っていてくれた、
だから近くで爆音がしても怖くなかった。
【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
小さめのハードカバーで、イラストがちょっとレトロでシンプルな描線でした。
【その他覚えている何でも】
他にも何冊かシリーズで出ていて、それらも道徳的な短編集でした。
イエス様の話やお祈りをする話もあったので、キリスト教系の出版社かと思います。