12/04/30 14:54:26.71 WDHKQ0Kt
>>397
衛星の信号を受信できるかどうかと信号の中に埋め込まれている航法メッセージを解読できるかどうかでは違いがあるのですよ。
一般的に-145dBm以上の信号レベルを最低18秒間継続して受信しないと衛星の航法データの解読は失敗します。
ちなみにこの航法データ(エフェメリスという)は最大4時間有効なので、例えば2時間おきとかに更新をするのが普通です。
開けたところでは各衛星からのエフェメリスデータを受信することで衛星の正確な位置を特定し、三角測量の方法で自位置を特定する流れになります。
家の中でやや窓際などや、ビルの谷間、山間部でかろうじてGPS信号を受信できるような環境では、エフェメリスデータの解読に失敗することが多くなるので、
その代わりとしてインターネット経由してそのデータを更新してやるわけです。(AGPS)
*GPS衛星の信号方式はノイズに強いCDMA方式ですが、それでもSNRが高いと解読が不能になります。(マルチパス)
*「位置を平均化」するようなメソッドはGPS測定のどの方式にもありません。