12/01/15 00:31:25.85 gtllfhu50
仁志 「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」
鉄平 「お父さんには魔王が見えないの。かんむりをかぶって、長い衣を着ている・・・」
仁志 「あれはたなびく霧だ・・・」
魔王 「かわいい坊や、一緒においで。面白い遊びをしよう。卒アルをたくさん用意して待っているよ。」
鉄平 「お父さん、お父さん!きこえないの。魔王がぼくになにかいうよ。」
仁志 「落ち着きなさい、枯葉が風にざわめいているだけだよ。」
魔王 「いい子だ、私と一緒に行こう。国税庁がもてなすよ。お前をここちよくゆすぶり、踊り、歌うのだ。」
鉄平 「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いところに魔王の娘が!」
仁志 「見えるよ。だが、あれは古いしだれ柳の幹だよ。」
魔王 「愛しているよ、坊や。年収2500万円がたまらない。力づくでもつれてゆく!」
仁志 「おとうさん、おとうさん!魔王がぼくをつかまえる!魔王がぼくをひどい目にあわせる!」
父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。あえぐ子供を両腕に抱え、やっとの思いで札幌市清田区に着いた・・・
腕に抱えられた子はすでに死んでいた。