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ソース: 科学 岩波書店 2000年7月号
戦後日本の殺人の動向 とくに、嬰児殺害と男性による殺人について
抜粋:『日本は、殺人率全体では先進国では最低レベルにあるのに、
こと嬰児殺害(母親による実子殺し)に関しては欧米より群を抜いて高い』
『とくに他の殺人率がコンスタントに減少した1970年代に、嬰児殺害は
反対に増加傾向すら示した』『別の角度からみると、日本人が一生のうちで
もっとも殺されやすい時期は、出生直後ということでもあり、1980年までの
その率は現代アメリカの平均殺人率(100万人あたり約100件)にも匹敵していた』
この事実を知っていた人はいますか?逆に、日本男性の殺人率は世界各国の
男性と比べても最も少ない部類に入ります。殺人率だけでなく、日本男性は
性犯罪も暴力事件も他国と比べれば非常に少ない国なのです。日本男性は
他国の男性と比べても凶悪事件を起こすことが非常に少ないことは
よく知られてることです。しかし、日本女性は世界各国の女性と比べて
嬰児殺害という凶悪殺人行為が非常に多いんですね。日本という国は
男女が逆転している国であるとも言えますが、この原因はなんでしょうか?