12/12/22 13:11:57.80 hpX0zdpK
>男の幼稚園の先生はそうではないのに、男の高校教師や大学教授は、離婚率が高いことで知られています。
アリゾナ州立大学の心理学者、ダグラス・ケンリックとサラ・グティエレスは、
「対比効果」として知られるものについて調べました。この対比効果とは、平均的な魅力度の人が
とても魅力的な人と比べられ、通常よりも魅力が低く評価されることです。
この二人が行ったある研究では、美人女優が多数出演しているテレビドラマ『チャーリーズ・エンジェル』
を前もって観ていた男子大学生たちは、観なかった学生たちよりも、十人並みの容姿の女性と
デートをしたいという気持ちがぐっと減ったのです。これと似た研究において、ケンリックたちは、
一緒に住んでいる長い付き合いのカップルを集めました。芸術の評価という名目で行われたこの実験では、
「均整のとれた」体を持つ異性のグラビア写真と、抽象画のどちらかをそれらの被験者に見てもらいました。
魅力的な人物の写真、あるいは芸術的な絵画を見たあと、これらのカップルは自分のパートナー
に関する質問に答えました。蓋を開けてみると、セクシーな女性の写真をみた男たちは、
抽象画を眺めていた男性グループと比べ、自分のガールフレンドや妻に対して感じる魅力や愛情が
低かったことがわかったのです。一方、女性は美しい肉体を持つ男性の写真を「楽しみ」はしましたが、
だからといってパートナーに対する気持ちは変わらなかったそうです（とはいえ他の研究では、
地位や財産のある男性の話を読んだ女性たちが、自分のパートナーの評価を下げたという結果が出ています。）
～中略～ 対比効果は、完全に無意識のものです。彼らだって、若いセクシーな女の子たち
（あなたもその一人かもしれませんが）を見たあとに、あなたに感じる魅力や愛情を減らしているつもりはないのです。
メディアや、日々の生活の中に美しい女性たちは溢れかえっていて、比較はどうしたってさけられません。
いわゆる「交配プール」が大きくなって海くらいのサイズになったとしたら、十人並みの女性、いや、
美人ですらも、男性の目には魅力的には映らなくなってしまうのです。
『あなたがその人を捕まえたいと思ったら？』ジェナ・ピンコット P212～214