12/01/10 22:03:52.43
続き
吉本は、芸人の上下関係が厳しい事務所。東京03は、別の事務所ということもあり、
そのあたりのシビアさを甘く見ていたのかもしれない。紳助の取った態度は誉められるものではないが、
初共演の上に事前の挨拶なしでは、番組内でもうまく絡めず、お互いにとってマイナスである。
紳助の怒りにはそれなりの根拠があり、東京03も非を認め、謝罪していたこともあって、当時は筆者なりに納得していた。
昨年10月、紳助が司会を務めるTBS恒例の『オールスター感謝祭』で、
若手お笑いトリオの「東京03」が本番前に挨拶に来なかったことや番組中のやる気なさげな態度に紳助が腹を立てて、
収録中に東京03のメンバーの胸ぐらを掴んで「お前らなめてんのか。潰してやる!」と、
暴行寸前の事件を起こしたことが問題になった。
ところが、昨年末、ビートたけしとこの事件の件を話すことがあった。たけしが、
事件現場にいた関係者から聞いた話によると、「紳助は胸ぐらを掴んだだけではなく、実は殴っていた」というのだ。
これには、たけしも「紳助は、何を思い上がってんだ」と呆れ、「周りには、
紳助の先輩のタレントや役者が何人もいたのに。なんで止めなかったんだ」と激怒していた。
現場にいた関係者の中には「殴っていなかった」と証言していた者もいたが、それは紳助を気遣ってのことなのか、
見ようによっては殴っていたとのそしりを逃れないほどの際どい暴力行為だったのか、真相は分からない。
いずれにせよ、紳助に、社会人としての最低限の自制心が働かなかったのは間違いないだろう。
それでも、東京03は紳助に何度も詫びて、許しを乞うしかなかった。周囲は、
紳助の行動を指をくわえて見ているしかなかった。今回の寿司屋の件では、店のオーナーである紳助の非礼を、
従業員は詫びるしかなかった。もはや紳助は、テレビ界、芸能界において一大権力であり、
タブーとなってしまったのか。