13/01/30 22:33:33.51 0
古着屋と太陽が、どちらが強いか、チカラ自慢をしていました。
僕はどんなものでも吹き飛ばせる。だから僕はキミより強いよ。と、古着屋は言いました。
太陽は言いました。なるほど。ホントにそうかな?
そうして、2人はチカラくらべをすることにしました。
よし、あそこから旅人が歩いてくるね?
あの旅人の服を脱がせた方が勝ちだ!
まずは僕からだ! と、古着屋は言いました。
そして、思いっきりお金をかけて嫌がらせし、旅人の服を吹き飛ばそうとします。
旅人はその嫌がらせの陰湿さに狂気を感じ、コートの衿を掴んで頑張ります。
いくら嫌がらせをしても、旅人のコートを吹き飛ばすことはできませんでした。
さぁ、次は僕の番だ。太陽は言いました。
そして、ポカポカとあたりを照らし始めました。
冷え切っていたその場所はみるみる暖かくなり、
やがて旅人はコートを脱いでしまいました。
そして、コートのポケットから取り出した包丁で古着屋を刺ししてしまいました。
2:ノーブランドさん
13/01/31 22:10:47.55 0
皆さん、糖質ニートと名付けられた事が悔しくてしょうがないキチガイによるアホ丸出しのコピペ連投をお楽しみくださいw
3:ノーブランドさん
13/01/31 22:12:35.56 O
無職
糖質
クソカマ
w
4:ノーブランドさん
13/02/04 14:01:23.32 0
フルギ売りの親父
それは、ひどく寒いおおみそかの夜のことでした。
あたりはもうまっくらで、こんこんと雪が降っていました。
寒い夜の中、みすぼらしい一人の古着屋が歩いていました。
ハンチングもかぶらず、はだしでしたが、どこへ行くというわけでもありません。
行くあてがないのです。
どの家のまども明かりがあかあかとついていて、おなかがグゥとなりそうな
ガチョウの丸焼きのにおいがします。
そっか、今日はおおみそかなんだ、と古着屋は思いました。
一つの家がとなりの家よりも通りに出ていて、影になっている場所がありました。
地べたに古着屋はぐったりと座りこんで、身をちぢめて丸くなりました。
古着屋には、家に帰る勇気はありませんでした。
なぜなら、古着が一着も売れていないので、一枚の銅貨さえ家に持ち帰ることが
できないのですから。
古着屋の手は今にもこごえそうでした。
古着屋はマッチの束をだして、古着に火をつけました。
火は真昼の太陽よりも明るくなりました。赤々ともえました。
そして古着屋はふわっとうかび上がって、地面の下の、ずっと深いところにある
地獄の底の方へ、深く深く堕ちていきました。
そこには寒さもはらぺこも痛みもありません。なぜなら、地獄の閻魔様がいるのですから。
朝になると、みすぼらしい服を着た古着屋がカベによりかかって、動かなくなっていました。
ほほは青ざめていましたが、口もとはにやけていました。
おおみそかの日に、古着屋は寒さのため死んでしまったのです。
今日は一月一日、一年の一番初めの太陽が、一体の惨めななきがらを照らしていました。
古着屋は座ったまま、死んでかたくなっていて、その手の中に、古着のもえかすと
キャンディーズのコンサートチケットがにぎりしめられていました。