12/07/21 06:20:07.24 0
私がホテル勤めをしていた頃の話。
ある披露宴、新郎がアパレルの方でした。
同僚上司達は年度末進行のため残業からそのまま出席。披露宴も御披楽喜に近づき、新郎のおじいさんの挨拶がありました。
一通りの祝いの言葉の後に、 自分がファッション業界にいた事。孫がディレクターをしている事を当然に思う事。
自分達の世代の偉大さのおかげで今の業界の繁栄があり、今の業界の方達は俺らのマネしてるだけでセンスがないみたいな事。
適当にハイブラパクって下請けを扱き使って作らせてりゃ勝手に信者が付いてお布施してくれるんだから、世の中チョロもんだよね~というような事。
ネクストG、ジップサファリ、インナーライダース等の過去の名作がいかに馬鹿ウケしたかと言う事。たとたどしくですがドヤ顔で話されました。
同僚達は知らなかったらしく酔っ払っていたのが、段々首筋が伸びていき肩こりを引き起こしていました。
挨拶が終わり高砂の席の一人が「何処のブランドにおられたのだ」と尋ねると、新郎は小声で「カル=ペ・ディ・エームですかね!」 。
それを聞いた残業組一同ぞろぞろと立ち上がり、納期の調整に戻りました。おじいさんは見事にスルーされました。
私はツボにはまってしまってその後は仕事になりませんでした。