12/12/09 16:03:56.24 8W9vV8ZA0
小林君。
べつにちっともヘンじゃないよ、と思いますが。
どんな写真も、カメラが撮る事(事象)に於いては「ウソ」なんてものはない。
問題は、どういう視点で(撮り手が)撮ってるかってことだよ。
はじめっからウソつこうとして(見る人を欺こうとして)撮ってる「画像」とはそこが違う。
アラーキーがさ、
「写真て、自分にウソをつくもんでしょ」っていってたけど、
そういうやるせなさってのもあるんだよね、
それをホントと思いたいってことが。
でも、そうじゃないんだと言ってるわけ。
アラーキーは、とにかく相手に抱きついて抱きついて、
結果、許可して頂いてでも写真に抱かれたいんだな。
そういう愛し方を写真という行為でやろうとしてる。
で、オレとか大道は違うんだよ、その愛し方が。
最初から被写体ってのを自分とは到底交われないものとして、撮る(愛する)。
相手よりむしろ自分を信じたいんだね、そこに一線を引く事によって。
だから関係が生じちゃうと、それが崩れるんだよ。
つまりそういう「馴れ合いが」が許せないのさ。
自分を信じられないから、「真実」を写真という行為に託すのさ。