12/05/10 10:04:35.50 QdE+1JIX0
>>507
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置には、CMOSイメージセンサ等の撮像素子が使用されている。
近年、撮像素子の多画素化が進み、その影響で、個々の画素サイズは小さくなっている。
また、多画素化された撮像素子を使用しても連続撮影速度等の使用感を損なわないために高速処理が必要になっている。
高速処理の手法としては、撮像素子の出力経路を複数にし、複数画素の読み出しを同時に行う多チャンネル化などがある。
それに対して、画素サイズの縮小により、光信号が小さくなるため、ノイズの影響を受けやすくなってしまうという問題がある。
また、多チャンネル化の影響で、出力経路よってノイズ量が異なるといった問題がある。
例えば、多チャンネル化されたCMOSイメージセンサでは、複数の出力アンプを有するが、この出力アンプの特性にばらつきがあると、列ごとにレベル差が発生し、その結果、垂直方向に縞状のノイズが発生してしまう。
また、各画素の電源やGND(接地)は共通であるため、選択行の読み出し中にこれらの電源やGNDが変動すると選択行全体にレベル差が発生し、その結果、水平方向に縞状のノイズが発生してしまう。