12/04/20 13:10:42.44 q0DX7i58P
この人の意見は参考になった
なお、NIKONのD3が発売された当時、どこかのサイトで、暗くつぶれたところや明るく飛んでしまったところからAdobePS(だったと記憶していますが曖昧です)で驚異的に階調を取り出せたというような報告があったように思います。
それでは何故そのような限られたダイナミックレンジのなかで、カメラのダイナミックレンジに差が出てくるのか?
・先ず、通常の明るさの部分(入力光と撮像素子の記録が直線的な関係にあるところ; 厳密には撮像素子の記録と出力デバイスの明暗が直線的な関係にあるところ)だけを考えてみましょう。
(以下、厳密ではないですが、感覚的には問題ない程度に書きます)
明るさが1EV明るくなったときに出力デバイスへ、2倍の明るさで表示する特性のカメラと1.5倍の明るさで表示するカメラがあったとしますと、前者は当然のこととして早く出力デバイスのダイナミックレンジ限界に達するのでカメラのダイナミックレンジが狭くなります。
つまり、コントラストの高い画像を出力するカメラはダイナミックレンジが狭くなる傾向になります。
・次に、直線的に変化しない部分についてですが、
出力デバイスの両限界(つまり暗いところと明るいところ)の近くで寝てくると(明るさが大きく変化しても、少ししかその変化を反映させないと)、ダイナミックレンジはどんどん広がります(そのかわり明部での抜けが悪くなる)。
いわゆる入力の明るさの変化に対してS字状カーブの特性。
ここにも若干の落とし穴があり、このS字状カーブが出力デバイスのダイナミックレンジ外で起きていれば、判定ではダイナミックレンジが狭いことになります。