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和夫さんには「ひみこ」という娘が一人いた、普段から模範的で良い子だったひみこは、学校が終わって家に戻り、
両親に起きた惨状を見ると、気が触れてしまった。
当時、ひみこの慟哭が何日も続き、近所の住民は眠れなかったという。
その後、孤児となったひみこは、食べ物乞いに村を回ったが、誰一人見向きもせず、知らないふりをした。
結局、ひみこは9日後、村の橋の下でやせ衰えた死体となって発見された。ひみこは小学六年生だった。
和夫の財産は、和夫が精魂込めて大切に育てた朝鮮人孤児達の手に丸ごと渡り、
この事件は、村人達の沈黙の中で徐々に忘れ去られていった。