14/01/18 23:00:35.30
千の闖入者、千のためいき、戦わなきゃいけない? この自虐的な、なかば開き半ば閉ざした
宇宙において?
ポエマーは、巨大なブッダの魂に踏みしだかれて、むなしくもよちよちと許しを請う
ちっぽけなありんこのような声で言った。
8:弧高の鬼才 ◆zD.tvziESg
14/01/18 23:13:05.51
名前を付けて飼いならせばいい、と焦燥感を押し殺しまごまごしながら、
「魂の重量」はささやいた。
ぼくは下降すると、巨大なブッダは上昇しはじめる、この解離は、嫌悪感の触手に違いない。
すべてはその嫌悪感の、不寛容で、わずかな明るみを求めて焦点をあわせる
卑小な海底生物のような意地汚さのせいだ!!
断じて、この辛抱強く秩序だったぼくの宇宙には、触れさせたくない!
と、ポエマーは、質問のくだらなさを相手に気付かせてやるといった具合に、地団駄を踏んだ。
9:弧高の鬼才 ◆zD.tvziESg
14/01/18 23:31:41.18
「宇宙を少し齧ってみるといい」
孤立無援の感情から漏斗状に押し流された羞恥心が「魂の重量」に不甲斐ない狼狽の声を漏らせた。
ポエマーは挑みかかるように、しかしそれでも楽しげな白痴を気取ってこう答えた、
「宇宙にもこらえきれない欲望というものがあり、神様の隠遁生活のようには、単純ではないさ」
10:
14/01/19 21:55:42.52
待ちわびる ひともないのに 江の島で ゆれる
11:
14/01/19 22:01:04.28
また一発だけ メモリー
夢がしぼんで 消えてく
12:弧高の鬼才 ◆zD.tvziESg
14/01/20 20:31:25.68
メモリーズは言った。
失業して、追い出され、突き放されて、飲んで、寝て過ごして、ゲロをはいて、歩き出して、歩いていると、
気がしてきて、歩いて、来て、見えてきて、眠れなくて、起きて、夢をみて
13:弧高の鬼才 ◆zD.tvziESg
14/01/20 21:05:03.81
メモリーズ「ばきゅーーーーん」
クソまみれ・うんこ「東洲斎しゃらく」
メモリーズ「しゃらくさい写楽」
クソまみれ・うんこ「パンティー・ポエマー」
メモリーズ「ハンディー・きゃめらー」
14:名無し物書き@推敲中?
14/01/21 22:45:54.65
賭けをした男がちんぽな体内に潜り込む。ちんぽこの赤い豊かなクリトリスの怪獣たちが
ぺちゃくちゃおしゃべりしている。ちんこはガールフレンドを迎えに、口内発射する。
マンコは世界で最後のコンドームを持っている。夏目三久がマンコをちんぽに連れて行ったように。
何百というバイブがベッドに寝ている。陰毛にひどい精子が居ついたので、
ちんぽこは病院に行く。赤ん坊が川から流れてきた。ちんぽはクリトリスを押すと、
ぴたっと夏目三久が死ぬ。
15:名無し物書き@推敲中?
14/01/21 22:52:25.65
どしゃぶりの歌の中、ちんぽこがひとり精液まみれになってもがいている。若い精子は自分の寝室から出てきて、
一戦交えようとしている。悲しみファック。神様の肉棒の抑制されたビート、精妙さと釈然たる倦怠によって、欲望を疾走する精子。
タマキンが背中から突き出るごとく、肥満体のサボテン状態。タマキン、笑いながら変身する。インキンタムシに。
クリトリスは復讐を謀る。さまざまな比喩を駆使してぴょんぴょんと、苦悩の叫びがこだまする肛門へと走り出す。
16:名無し物書き@推敲中?
14/01/21 23:00:15.98
一匹のザーメンが、角刈りのクリトリスとピクニックに出かける。ぼくのゴージャスな射精!!!何匹かの精子が車で鳥取砂丘を横断中だというのに。
まずは三次元が失われ、奇妙な運命論さながら、ザーメンは存在感が希薄になる。淫靡なダンス、ストリッパー的こころのさらけ出し、
それらがパニックを起こし、クリトリスはひときれのレモンのピースを己にこすりつけ、
喘ぎ声をあげながら、おかたいザーメン・ボーイはやく来なさい!!!
小雨みたいな、射精をザーメンにねだるが、別の宇宙では、大陰唇たちが、四つん這いになって、髪を逆毛にして、鞭でたたかれるのを待っていた。
17:名無し物書き@推敲中?
14/01/21 23:27:55.06
大男どもが亀頭に乗っている。ダークブルーのスーツを着て、嫌悪感むきだしで、麦わら帽子をかむり、尿道にウォッカを注ぐ。
霧やうんこのせいで、人生の方向を見失う。
18:名無し物書き@推敲中?
14/01/22 13:19:17.74
華麗な豊満な優しげな母親の死を見て、喪失の重さに、ぼくは男なのにガーターベルトをはくようになってしまった。
たそがれ時の空気は勃起しているみたいに。原始的な隠遁生活にでも入り、ぼくの心内風景に水膨れの、黒く緑色の死屍累々が浮かび上がる。
打ち寄せる母の死は秩序の波だ。体が不吉な予感できしみ、脳内のお花畑は混沌によじれる。
ぼくをひとりにしないでくれ。悶絶に対応すべき神の恩寵をぼくは月光をかじりながら、重商主義の隊列がやってくるのを待つように、
懺悔に付した。
19:名無し物書き@推敲中?
14/01/22 13:29:44.10
ぼくは母親の死を詩のように持っている。それは聖書のようでもあり、崇拝のバラの結晶である。
この詩に、ぼくは自分の国、世界、宇宙を吹き込む。呪物を嫌うぼくが、母親の死に呪われている。大人になれない大人のように、
詩はぼくを突き放す。ガラクタのような母の死に、わが魂は、とげとげしくぼくを苛む、苛む。
20:名無し物書き@推敲中?
14/01/22 13:44:57.59
母はテーブルに向かって退屈な死を編んでいる。と、そこにぼくがあらわれる。このへんには墓場はないのよ、と母は
喪服に身をつつんだカソリック信者が偽りの信仰で赤いバラを踏みつけて侵攻しようとするときの決意の声色で言った。
21:名無し物書き@推敲中?
14/01/22 13:53:09.33
だれの葬式なんだ?
ぼくは、背を丸めて傀儡のような母親の袖を引っ張りながら詰問する。
詩をバラの徽章のように身に着けた母は、神様よ、明けても暮れても卑劣なやりくちで
人間を貶め、苛み、痛めつけるのよ。
この呪詛の供物をぼくは、魂の奥底から拒否したい。恐ろしき神託とは認めない。すすり泣きがぼくを包む。
22:名無し物書き@推敲中?
14/01/22 14:22:24.76
宇宙の死がゲル状に凝縮されたもので母親は化粧をしているのだ。生きている存在に扮している愚か者の神が破邪を母に与えた。
放免された死刑囚、母、宇宙は死に対してどんな同情をするだろうか?
そんなことは警察官にたずねても、何も答えない。
23:名無し物書き@推敲中?
14/01/23 04:10:06.46
TENGA一丁でぶらり途中下車するというのもなかなかオツなものだ。
ときおり若い女が物欲しそうに股間を眺めてくるものだから、必然
TENGAが立ち上がる。それはそうと毛羽立った椅子がことあるごとに
ケツ毛に絡みつき、なんともこそばゆい。
24:名無し物書き@推敲中?
14/01/23 19:59:21.24
軒先から雫が落ちる。姉さんは蜜柑水を飲んでいた。
また雫が落ちる。姉さんは蜜柑水を飲む。
単調な繰り返し、それが心地よい。初夏のそよ風は湿り気がなく、しつこくないので、
それが少し物足りなくもある。物足りないものは、それだけ。
瑞々しい蜜柑水に僕も口をつけた。
25:名無し物書き@推敲中?
14/01/25 15:28:04.97
どうせ世界は悪に満ちているんだ。だから悪いこともしてもいいんだぜ。
と悪魔がささやいた。
気持ちのいい春の教室の放課後の出来事であった
26:名無し物書き@推敲中?
14/01/25 15:32:26.48
この世は悪で満ち溢れている。だがお前が悪になるとこの世の悪は余計増大するぞ
と仙人のような人が言った。
僕はどっちか決められず、頭を抱えて悩みこんだ。
だが、決断をした。
悪魔を捨て、仙人の道を選ぶと。
その時、仙人は言った。
「ようこそ、天国へ」
27:名無し物書き@推敲中?
14/01/25 15:34:24.85
本当に悩んでいるんだ。
自分の根源的な悪に