12/05/18 08:57:50.93
窓際に設置したパイプベッドの上で匿名掲示板に書込みをしている。
外はもう随分と明るくなっていて、薄く開いた窓から見える隣接した民家は、鼠色の大きな布で囲われていて見えない。二階の増築工事をしているのだと5日前にその家の主人に訊いた。
ご迷惑をお掛けします。彼は包装された小包を僕に渡すと申し訳なさそうに言った。
家を覆い隠す布の奥から、鈍器で金属を叩く音やドリルで穴を開けているような独特な機会音が時折鳴く小鳥の囀りに混ざって届く。
文章を評価してもらうことは慣れていないな。そう思いながら書込みのボタンを押す。