12/04/01 19:53:09.39
地方からも多くの人が利用する東京駅ビル。ここに出店をするだけで集客が容易いことはもはや自明の理だ。大学時代の先輩に空きテナントを紹介された俺は二つ返事で了承した。
マッサージ店だ。仕事や学業に疲れた女性を引き込むのは必至。エステティシャンの講習は以前開業を考えた時に受けていた。結局損を恐れて出店は見送ったが、東京駅ならば間違いない。
俺は卑猥なマッサージをしてやろうと考えていた。オイルエステと称し、全国各地から来る若い娘の身体を撫で回し、ふとした拍子に胸や股間の秘部に触れる。「あ、すみません。でもよくあることなので」「いえ……平気です」地方の気弱な娘はされるがまま。
「我慢して下さいね、くすぐったいですが」東京の都会っ娘。「うん……」甘えん坊。
「お兄さんの触り方えっちやなぁ」関西娘は明るく抵抗が少ないが、強引に乳首を摘むうち、「もう、ダメぇ……」後戻りが効かなくなっている。
当然、盗撮は行う。全てを終えた後にそっと告げれば、口止めとなる。たくさん気持ちよくして、ぬるぬるにして、ガンガンに犯す。
「次回も来て下さいね」「えっ、あの」「来て下さいね」男尊女卑を刷り込まれた九州女は従順だ。「……はい」後日、バックから突く。「ああっ! あっ!」乱暴な扱いに快感すら感じている。そして九州には可愛い娘が多い。圧倒的に多い。
だがそれに負けず美少女揃いなのが、「……」口数が少なく天然の道産娘。まず頭を撫で、「……っ」可愛い仕草を引き出す。堪らずぎゅっと抱きしめたり、いたずら気分で恥ずかしい部分をタッチ。「……ぁ」
可愛がって、可愛がって、最後に、「あっ! あ……!」一気に壊してやろう。あらゆる性感帯を開発してやろう。俺だけの道産娘。何もかも終わった後には、ティッシュを手に取り、汚れたところを拭いてあげる。
綺麗になったら、服を買ってあげよう。「ありがとう……ござ」思わず抱きしめた。君は何もしなくていい。いるだけでいい。天使のような子。さっきは乱暴にしてごめんよ。「……」笑ってほしい。俺だけに笑ってほしい。
「……」
―笑った。
先輩から、出店の話が潰れたという電話があった。
そうか。でももういいんだ。
俺は、あの子の笑顔に会えたのだから。