12/03/09 20:57:58.07
>>298
そうっすね、ポッポさんところでしかコテでやってませんので。
ブルーでーす。よろしくどうぞ
>>299
なけなしの金はたいてやっと一太郎承買ったっすよ。
301:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/09 21:16:14.38
イーストのデ辞蔵の関連でepub3も閲覧はできる!(`・ω・´)
302:ブルー ◆2kGkudiwr6
12/03/09 21:19:43.86
>>301
わかりました。それでは
サイト URLリンク(blueiris.jp)
直接データ URLリンク(blueiris.jp)
の中の「コバルトの風の中で」を
評価してください。(ドキドキ)
303:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/09 21:21:59.45
徹夜明けもあるので明日に読むことにする!
ワインで少し酔った!(`・ω・´)
304:名無し物書き@推敲中?
12/03/09 21:22:39.75
>>303
昨年末に送った公募はどうなった?
305:上久保省太 ◆SRLJbawRsQ
12/03/09 21:23:38.07
何だ、公募に送ったのか?
ワイ、白状しろ!
306:名無し物書き@推敲中?
12/03/09 21:43:48.92
レベル厨には教えてやらない!(`・ω・´)
307:上久保省太 ◆SRLJbawRsQ
12/03/09 21:45:32.78
レベル厨じゃねえし。
308:上久保省太 ◆SRLJbawRsQ
12/03/09 21:47:12.77
ワイはスレ主なんだからよ、もうちょい情報開示しろや。
お前は大したことない割にプライドばかり高いからな。
中二病じゃねえかw
309:名無し物書き@推敲中?
12/03/09 21:51:11.09
まずおまえが開示しろ!(`・ω・´)
310:名無し物書き@推敲中?
12/03/09 23:10:05.55
信じたい人は信じればいいさ!
246 名前: ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs 投稿日: 2011/11/19(土) 22:17:25.06
>>245
ワイは出版社系の公募で受賞したことがある!
製本されたものがワイの指示通りになっていなかった!
全角の句読点を半角にした部分を無視されて次の頁に一字と句点で印刷されてしまった!
そのことで当時の部長に掛け合って印刷のやり直しをさせた!
本自体は大して売れなかった! 担当者とも疎遠になってワイは振り出しに戻った!
ワイは受賞したことはあるがプロではない!(`・ω・´)
311:秋吉君@エンジェルライダー ◆2itMTGf8Qk
12/03/09 23:13:21.83
本日は九段下の寿司屋でしこたま酒をのみ寿司くらい
キヨリンのモデルたるかわいい娘のけつを盗み見て
よき日なり。
312:秋吉君@エンジェルライダー ◆2itMTGf8Qk
12/03/09 23:15:03.14
ワイさんもしや、ハイワナビの会の元プロじゃあるまいな?
せつねえぜ?
313:名無し物書き@推敲中?
12/03/09 23:15:51.77
レベル2のプロはいない。
314:秋吉君@エンジェルライダー ◆2itMTGf8Qk
12/03/09 23:23:45.68
キヨちゃん腸かわいい!
いいなあ小顔で気だてが良くて、薄い和服のおしり
315:名無し物書き@推敲中?
12/03/09 23:28:51.58
このエロ中年が。
316:秋吉君@エンジェルライダー ◆2itMTGf8Qk
12/03/09 23:32:23.95
中年が頑張らないと国家の先行きは危うい
by チェ・ゲリバラ
317:名無し物書き@推敲中?
12/03/09 23:36:11.21
最近の女は羞恥心がねえからな。
まあいいけど。
恥ずかしいとかいう女がいねえな。
恥じらいがあるからこそ快感も倍加するのにな。
わかってねえよ。
318:秋吉君@エンジェルライダー ◆2itMTGf8Qk
12/03/09 23:40:03.95
ローラファンは、テヘベロした後頬を赤らめるからカワイイという評価らしいが
俺はただ苛つくだけだな、ローラ。
唇がさがさになるだろう。
319:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/10 05:16:49.34
>>302
>~霧に包まれた山奥の湖の水面ののような静かな記憶を持っていると思う。
(『の』が多い!)
>サユリさんとであったのは~出会ったんだと思う。
(重複の上に片方は平仮名になっていた!)
>それがlovesayuriさんとの始めての出会いだったと思う。
(始めては初めて! 再度の『出会い』の表現! 工夫が必要!)
>~ボク達の出会いは始まった。
(再三の出会い! 同一人物との邂逅なので如何にも拙い!)
>家に帰ってくれば、そのAOLの暖かい連帯が自分には救いだったのけれど。
(気温を指してはいないので温かいがよい! 連帯は連帯感のような気がする!)
>ボクにとっては秋という季節は大好きな季節でもあり、頭の中に夏の強い太陽の余韻が残っていて、
それでも空を見上げれば澄み渡る青空に高い雲が漂っていれば、体の中の芯が冷えて、
その隙間から創作のエネルギーが沸いてくることが多かった。
(夏の余熱を秋は程良く奪い去り、また新たな創作の情熱が湧き出た! 概ね、そのような解釈で理解した!
体の中の芯が冷えると隙間ができるのか! 想像が難しい比喩であった!)
>~充実しているときは時間はあっという間に過ぎ去っていくようにも思えるが、
後から振り返ってみると密度の高い充実した時間だったなと思うこともある。
(内容の重複!)
320:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/10 05:17:19.92
>「え~。」
(この部分にのみ、句点が打たれていた!)
>「いっぺん行ってみたかったら、パリ」
(脱字があるように見える!)
>実際の自分はとにかくデザインと東京と言う言葉を克己して~
(『を克己して』の部分が『に打ち勝って』ならば理解はできる!)
>ボクはどうしたらいいのかわからなかったれど~
(脱字がある!)
>空には冬の青空と風が吹き過ぎているそんな孤独の光景の中で~
(風が吹き過ぎることはない!)
>今は生活が安定しないので、あの頃のように油絵に没入できないのけれど。
(『できないけれど』、『できないのだけれど』のどちらでもよい!)
>頃のころ、自分は何をしたいのか、と言うことまでは考えが及ばなかった~
(このころ、の変換ミスのような気がする!)
>ボクは今でも、オトコのサディズムむき出しの、オトコやオヤジは大嫌いなのだ。
(『オトコの』は不要!)
同じ表現や内容の重複が多すぎる! 変換ミスや打ちミスも目に付いて推敲不足は否めない!
私小説と云うよりも日記の形態に近いとは思った! 読者を強く意識した文章には見えなかった!
ワイの独断で点数は控える!(`・ω・´)
321:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 07:44:44.48
ま~ゴミウンコレベルだな
歴代の投稿者の中でも最下層
小説ナメてる小学生の悪戯投稿だろ
322:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 08:56:28.50
>>ワイの独断で点数は控える!(`・ω・´)
心を鬼にして現実を教えてあげるのが、本当の優しさというものだぞ!
323:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 09:00:43.85
>>321
出自がポッポのフォロワーという時点で御察し
324:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 09:05:59.44
スレチですが
ここの猛者達に協力願ってもよろしいでしょうか?
今会社のホームページ作ってるんだけど
(私たちが契約者様へ確実にお約束できる事)
ってフレーズを4~8文字以内に
意味合いを崩さず表現できる文豪はおられませんか?
325:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 09:11:13.54
ポッポw
そんなゴミもいたなwww
326:かめ ◆1q5xukD1QY
12/03/10 09:22:30.73
>>324
『確実にお約束します!』
327:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 09:26:14.93
>>326
ありがとうございます!
328:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 09:30:00.03
>>324
「私たちが契約者様に確実にお約束できる事」
四字
●●●●
八字
●●●●●●●●
「意味合いを崩さず表現」は無理ですね。
表現できるだけの字数が無いですから。
削ることしかできません。
つまり「表現」はできない。
ところが「契約者」「約束」「確実」は削れない。
これだけで7字。
以下省略。
329:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 09:31:56.57
契約者に確約!
330:かめ ◆1q5xukD1QY
12/03/10 09:54:59.86
>>328
サイト閲覧中はサイトの中の人と閲覧者たる自分の二者しかいないから、「私たち」と「契約者様」を削っても意味はちゃんと通じると思う。
331:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/10 10:35:25.48
>>324
(私たちが契約者様へ確実にお約束できる事)
4~8文字以内
ワイの場合
約束事を確実保証(8文字)
おはよう!(`・ω・´)
332:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 10:45:13.37
>>324
見出しとしてなら
絶対の誓約
表現の重複ぽいけど。
333:上久保省太 ◆SRLJbawRsQ
12/03/10 12:24:44.20
>>320
採点不能ということか?
それだけ筆力が低いということなのか?
334:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 13:38:07.21
気取って構えて「コンプライアンス
だめだな。逆効果だ。
335:評価をお願いします
12/03/10 14:49:06.36
桜の咲き初める並木道。ツカツカと競うように進む一組の男女がある。
「だから杉君、それはウラジーミルの靴下の描写で否定されてるでしょ」
「いや田宮君、エストラゴンはあくまで死を待つことを前提としてだね…」
男には女っ気が無く、女には男っ気がない。若い男女が会話しながら歩いているのに、カップルという言葉がこれ程連想されないのもめずらしい。
小洒落た学生達が、異質な物を見る目を向けながらすれ違ってゆく。しかし男女はそんな視線など一切気にしない。
男の名は杉拓郎。女の名は田宮真理。共に研究室の長老、いや、この大学の長老学生だ。
二人が院生になってから二回目のオリンピックが来ようとしている三月の或る日の事だ。
「いしや~き芋 やきいもっ」
議論に決着がつかぬまま別れるのを潔しとせず、門前で口角泡を飛ばしていた二人の前に、焼き芋屋の軽トラックが止まった。
身振り手振りを交えて白熱していた二人の様子に、店主は呼び止められたと間違えた「ふりをした」のだ。
二人はしかたなく、焼き芋を一個づつ購入する。こういう時、断り切る図太さは二人ともに無い。
「焼き芋なんて、もう三月なのに売ってるんだ」
やはり女性なのか、いくらか興味ありげに真理が呟いた。
「現にこうして売っているようですな」
拓郎はなんとなく議論の勢いさめやらず、とげのある言い方になったのを自分で気づいて、恥じた。
「えっと、旧噴のベンチにでも」
校内へと少し戻った林の中にある旧噴水広場の方を、拓郎は覚束ない手つきで指し示した。
二人は焼き芋を食べに、なんとなく無言になって戻っていった。
水が止められてカラカラになったコンクリートの噴水施設を眺めながら、二人はもそもそと芋を食べた。教授も最早、持て余している二人である。
食べ終わって、議論を続けようとお互いの方を見た瞬間だった。喉が乾いて直ぐには声が出ない。
そしてついに、周囲に誰もいなくなった事を、二人は知った。
二人の生まれてはじめてのキスは当然、焼き芋味だった。
336:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 15:25:25.22
契約遵守とか?
337:上久保省太 ◆SRLJbawRsQ
12/03/10 17:11:02.53
>>325
秋吉とポッポ。
最低人間同士のコンビだな。
338:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/10 17:17:35.01
>>335
「だから杉君、それはウラジーミルの靴下の描写で否定されてるでしょ」
「いや田宮君、エストラゴンはあくまで死を待つことを前提としてだね…」
(会話文だけでは性別が判然としない!)
>男の名は杉拓郎。女の名は田宮真理。
(会話文のあとに書いた方がよい!)
>店主は呼び止められたと間違えた「ふりをした」のだ。
(『と間違えた』は不要!)
最後の急展開に驚いた!
文章は滑らかではないが二人の初々しさは伝わった!
構成の部分に難がある60点!(`・ω・´)
339:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 18:03:07.41
>>337
秋吉推しはどうなった?
340:上久保省太 ◆SRLJbawRsQ
12/03/10 18:07:45.94
>>339
秋吉の作品は推すが、人間としては最低だろう。
341:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 18:10:48.58
上久保がよく言うわなwww
342:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 18:12:54.01
人間として最低なヤツに、最低と言われたら さすがに落ち込むだろう>秋吉
343:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 19:23:06.60
狭い橋の上を、グレートソードを担いだ大男が歩いていた。向こうから怪物の群れがやってくる。子どものような背格好をした亜人だ。醜悪な面に毛深い躰をし、手には錆びついたダガーが握られている。
奇声を発しながら襲いかかってくる。男が背中のグレートソードを掴んだ。先頭の亜人を切り払う。血が飛び散り、断末魔の声が鼓膜を叩いた。男は次々に亜人を斬り捨てていく。
が、亜人の執拗な攻撃に男の体力も削られていき、やがて彼は狭い橋の上から落とされてしまった。
「あークソッ!」
布団にコントローラーを投げ捨てて舌打ちする。画面に映る『ゲームオーバー』の文字を睨みつけ、俺はテーブルの上の煙草を手に取った。
紫煙を吸い込みながらゲーム画面を見る。テレビには橋から落ちた男がプカプカと河に浮かんだ姿が映っている。二度と這い上がれない深い谷間に落ちたのだ。
まるで俺みたいだな、と自虐的な笑みがこぼれてくる。
そう。大学を中退し、親の仕送りに依って独り暮らしをしている俺は、まさに深い谷間に陥っていた。ニート歴は三年を越え、どっからどう見ても完全に社会の落伍者なのだった。
とはいえこれでも、今まで全くの努力を怠ってきたわけではない。流石に将来の不安を感じたニート二年目には幾つもの会社を受けた。だが、すべて丁重にお断りされてしまった。まあ、そうなるだろうとは思っていた。
自分が面接官でも俺みたいな人間は落とすに決まっている。まともに喋る事もできない重度のコミュ障であり、対人恐怖症なのだ。学歴だってありはしない。
コンビニのレジすら苦痛な人間に、はたして仕事なんて出来るのだろうか。無理に決まっている。自分でもそう思った。だから俺はすべてを諦めた。諦めて親の金でニート暮らしをすることにした。
いつまでも続く生活ではない事は分かっている。やがては自分で収入を得なければならない日がくるだろう。しかしそれでも、今はただ現実から目を背けたかった。
脱ぎ散らかした衣服が散らばるワンルームの部屋に赤い夕陽が入ってきている。酷く寂しく、そして埃臭い部屋だ。コーヒーの空き缶があちこちに転がっている。掃除をしようしようと思っているのに、今日も一日ゲームとネットで過ごしてしまった。
344:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 19:23:46.43
溜息を吐きながら立ち上がってキッチンに行く。戸棚を開ける。備蓄していたカップ麺は底をついていた。買い物に行かなければならない。
別に一日ぐらい食べなくたって大丈夫かな。そう思わないでもないのだけど、俺はジーパンに穿き替えて半袖のカッターシャツに袖を通した。忘れずにサングラスを持って出る。これがないと俺は外も出歩けないのだ。視線を隠さないと目が泳いでるのがばれてしまう。
アパートから外に出ると、空が綺麗な茜色に染まっていた。紫の雲がぽつんぽつんと浮かんでいる。
とても綺麗な風景で心が安らぐ。しかし一方で、俺は酷く緊張もしていた。夕方はガキどもが学校から帰ってくる時間だからだ。いつも俺を見てクスクス嗤いを漏らすガキども! 俺はあいつらが大嫌いなのだ。可能なら殺してやりたい。
と、そんなことを考えながら歩いていたら、向かいから自転車を押しながら談笑している三人の男子高校生が見えた。このまま道を進んで行けばすれ違ってしまう。
身体から変な汗が噴き出してくるのを感じる。
どうする? 進むべきか引くべきか。でも急に引き返したら変な風に思われないだろうか?
俺が悩んでいる間にも高校生はどんどん近づいてきている。話し声が聞こえる。どうやら恋愛話をしているらしかった。
くだらねえ事を話しやがって。馬鹿じゃねえのか! 高校で青春なんて欠片もなかった俺は、瞬間的に心の中でどす黒い嫉妬の炎を燃やした。
妬みに身を任せて思わず高校生を睨みつける。すると、先頭を歩いていた高校生が俺を見た。イケメンの男だった。彼が鼻で嗤った。俺を見て―嗤ったのだ。
高校生たちは俺を無視して横を通り過ぎていった。背後で「あのキモイおっさんなに?」と嗤っている声が聞こえた。
途端、呼吸が止まった。顔から血の気が引いていく。手足がぶるぶると震えだす。
「クソッ……」
馬鹿にされるのは慣れている。だから大丈夫だ。そう自分に言い聞かせる。段々と呼吸も落ち着いてくる。
俺は急いでコンビニに行って大量のカップ麺を買って帰った。しばらくは外に行きたくなかった。
345:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 19:24:59.29
あの日から一週間が経った。
俺は変わることなく惰眠を貪り続け、買い溜めしたカップ麺はまたも底を尽いてしまった。前回の経験を思いだし、俺は誰とも会わないで済むように深夜にコンビニへと出かけた。
今夜は空に月が出ていた。夜の帳に綺麗に浮かんでいた。八月にしては涼しい夜で、たまに吹いてくる風が優しく頬をくすぐっている。
「ありがとうございました」
店員に見送られ、俺はコンビニを後にした。手には大量のカップ麺が入ったビニール袋を持っている。これでまた一週間は引きこもれる。
街灯の薄明かりに照らされる静かな帰り道。
まるで世界には俺しかいないみたいだ。誰も住んでいないように静まり返った家々は、月の光を浴びて何となく作り物のように感じられた。
夜風に吹かれながらぶらぶらと歩いていく。目の前を猫が通り過ぎていった。俺は欠伸を漏らし、何とはなしに目で追った。
猫はゆるゆると歩を進め、公園のフェンスの横を通り、やがて誰かの足元で立ち止まった。顔をすり寄せて甘えるように鳴いた。
その誰かが猫を抱きかかえる。優しく頭を撫でると、猫は気持ちよさそうに目を細めた。
「……」
俺は思わず息を呑んでいた。それは猫を抱えた人物が少女だったからだ。歳は十七か十八ぐらいだろう。彼女は黒い髪を肩口まで伸ばしていた。腕の中の猫を見つめる目は少し垂れている。可愛い子だった。
少女はふと、猫から視線を外した。俺の方に目を向けた。じーっと見つめてくる。
「……何か用ですか?」
その空気に堪えきれなくなった俺が少女に訊いた。それでもなお少女は無言だった。何がしたいんだ、この子は。意味が分からない。
俺は黙ったままの少女を見やり、そしてハッと思い至った。この少女は俺を変質者だと考えているのではなかろうか? だとしたら大変なことだ!
冤罪だ! 俺は痴漢なんてしていない! と警察で叫ぶ自分の姿を幻視して、俺は胃に氷を詰め込まれたような気分になった。慌てて彼女に弁明する。
「あ、あの、こ、こ、これは違うんだよ!!」
何が違うのかは自分でも分からなかったが、俺はとにかく必死に否定した。しかし少女は、悲鳴をあげるわけでもなく、罵声を浴びせるわけでもなく、ただ黙ってじーっと俺を見つめ続けた。
346:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 19:26:55.43
「だからさ……」
弁明の言葉が尽き、俺は馬鹿みたいに口を開けたまま固まってしまった。気まずい沈黙が場に落ちる。
すると、おもむろに少女が口を開いた。
「あなたって素敵です。付き合ってください」
「……はあ?」
俺はやっぱり馬鹿みたいに口を開いて固まった。今、この少女は何と言ったんだ? 俺の聞き間違えか?
「お願いします。付き合ってください」
聞き間違えではなかった。少女は俺を見つめ、ハッキリとそう言った。
「え、あの、どお、え?」
みっともなく混乱する俺をよそに、少女はニコニコ笑顔で俺の手を掴んだ。
「一緒に頑張らせてください!!」
「え、頑張らせて?」
何を? 当然な疑問を頭に浮かべる。
だが少女は猫を地面に下ろし、俺の手に一枚の紙を握らせた。そして満開の笑みを浮かべる。
「とりあえず今日は遅いので、これ私の携帯番号です。明日の朝九時以降なら何時でもいいので掛けてください」
そう言い置くと、俺の反応も確かめずに少女はサッと踵を返して走りだした。公園の中に入って行き、すぐに暗闇に紛れてしまう。
「何だったんだよ……」
渡された紙と少女の手の温もりを握りしめ、残された俺は呆然と呟いた。
翌日。
俺は一睡もしないで朝を迎えていた。時刻は朝の八時五五分だ。後五分で少女が電話をしてもいいと言っていた時間になる。
「電話をするべきかせざるべきか。それが問題だ」
などとカッコつけて言ってみたものの、俺はまだ、どうすべきかという考えを定められなかった。無精ひげの生えた顎を撫でる。
とりあえず気分を落ちつけよう。煙草を取りだして吸い始める。埃臭い部屋に紫煙を吐き出す。そして寝不足でぼんやりとしている頭を稼働させて、俺は考える。
そもそも少女の目的は何なんだ? やはり金か? いやしかし、それはありえないと思う。どう観察したって俺は金があるようには見えないのだ。自分で言うのも情けないが、どちらかと言えば貧乏くさい人間である。
347:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 19:28:12.02
だが、それでは少女の狙いはなんなんだ。まさか本当に愛の告白だったのか? 彼女居ない歴が年齢とイコールの俺に告白。青天の霹靂だ。もしそうだったとしたら明日にでも地球は隕石の衝突で滅亡してしまうかもしれない。それほどの出来事だった。
いや、待て。落ち着くんだ。早とちりして恥を掻くのは自分自身だぞ。
―ピピピピ!
暴走する思考を静めていると、ふいに目覚まし時計がアラームを鳴らした。昨夜、九時になったら鳴るようにセットしていたのだ。
時は来た。どうする。掛けるか? 掛けてもいいのか?
携帯のディスプレイを凝視して、俺はしばし黙考した。
「ええい、なるようになれだ」
だがやがて、意を決して、昨日渡されたメモに目を落とした。震える指で間違えないように番号を入力していく。
―プルルル。
通話ボタンをプッシュすると、携帯からコール音が聞こえた。電源が入っている。相手に電話が掛かっている。他人に電話をするのは何年振りだろう?
「うわっ!」
そう考えたら思わず叫んで電話を切ってしまった。
なにをやってるんだ。覚悟を決めて電話を掛けたはずじゃなかったのか。自分で自分の情けなさに呆れる。
携帯をテーブルに置いて、俺は溜息を吐きだしながら万年床の布団に横になった。シミの浮いた天井を見つめる。
唐突に携帯が震動を始める。驚いて身を起こすと、マナーモードにしている携帯がテーブルで動いていた。
携帯を開いて画面を確認する。知らない番号―いや、知っている番号だった。たった今、俺が電話を掛けた番号だ!
俺が切ってしまったから、あの少女が折り返しに掛けてきたんだ。
どうする? 出るか? 出るべきなのか?
そう頭を悩ませている間にも、電話は震動し続けている。
「一回は掛けたんだ」
自分を勇気づけ、緊張で震える手で電話を掴み、通話ボタンを押した。
「……もしもし」
「あー良かった。やっぱり昨日の人だったんですね。おはようございます!」
少女の声が電話口から聞こえる。無駄に元気な声で俺に挨拶をした。
「お、おはよう」
「朝から暗い声ですね。ダメですよ、もっと元気出さないと」
余計なお世話だ。
348:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 19:30:22.27
「それで、あの。君は俺になんの用なの?」
「昨日の夜に言ったじゃないですか。付き合って欲しいんですよ」
「つ、付き合う? そ、それは―」
男女の仲になるってことでいいのか? 俺は喉まで出かかった質問を呑みこんだ。それはあり得ない。期待するとバカを見るだけだ。
「それじゃ、早速ですが今日にでもまたお会いしましょうか」
「えっ、会う?」
それはまた突然な話だった。少女は弾んだ声で言葉を続ける。
「今日の夜八時は大丈夫ですか?」
「ま、まあ、大丈夫だけど」
「じゃ、決まりですね! 昨日会った場所の公園で待ってますね」
そう言って少女は電話を切った。俺はまだ了承していないというのに。何て身勝手な奴だろう。
などと憤慨しつつも、夜になったら俺はしっかりと公園に向かった。砂場と滑り台とブランコ、それにちょっとした屋根付きの休憩所がある小さな公園だ。
俺は休憩所のベンチに座って少女を待った。
風に揺れる木々がざわめいていた。濃紺の空に星が煌めき、ゆっくりと流れる雲が月を隠している。
薄ぼんやりとした公園の街灯の下。少女はそろそろと歩いてやってきた。
「こんばんは。本当に来てくれたんですね」
「君が呼んだんじゃないか」
それも、殆んど一方的に。
「まあ、そうなんですけどね。来なかったらどうしようかと思ってました」
そんな事を言って少女は微笑んで、俺の向かい側のベンチに腰を下ろした。
「それでさ、電話でも訊いたと思うんだけど、俺になんの用があるの?」
「ちょっと待ってください」
俺に手のひらを見せて、少女は背負っていたナップサックを外し、その中をゴソゴソと漁り始めた。そして取りだす。一冊の本を。
「今のニート人口って知ってますか?」
「は、なに?」
唐突に少女が訊いてきた。話の飛ぶ人間である。
いや、それはさておき、何で急にニートの話なんだ? まさか俺がニートだと見透かされているのか? 俺は内心で取り乱した。
349:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 19:31:00.48
「な、何でそんな事を訊くの?」
「いいから答えてください」
俺の質問を華麗にスルーして少女は強い口調で言った。
「……さ、三万人ぐらいかな」
仕方ないので適当に答えると、少女はにやりと笑った。
「残念、外れです。正解は六十万人ぐらいだそうです」
「六十万……」
今までニート人口など考えたこともなかったのだが、その膨大な人数に圧倒される。日本にはそんなにも多くの同士がいたのか。
「ところで私には夢があるんです」
また唐突に話が飛んだ。少女の話の趣旨を呑みこめずに俺は眉を寄せる。しかし彼女はそんなのお構いなしに身を乗り出すようにした。
「私、作家になりたいんですよね。ほら、作家って何かすっごく自由な感じがするじゃないですか。家でのんびり小説を書いてるだけで大金が入ってくるんですよ! 時間にも縛られないしお金にも不自由しない。最高の仕事だと思いません!?」
「……」
この子は何が言いたいんだ? その欲の塊みたいな夢と俺になんの関係があるんだ? 困惑する俺をよそに、少女はキラキラした瞳で見つめてきて、ナップサックから取りだした本を見せた。『小説家になろう』というタイトルの本だった。
「……へ、へえ。小説家になりたいんだ。で、俺になんの用なの?」
「この本に書いてあったんですけどね、売れる小説の条件っていうのは、どれだけ共感を得られるかに掛かってるんですよ」
またも無視して少女は本のページをめくった。
350:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 19:42:57.65
「そこで私は考えました。どういった層を狙うべきなんだろうって。で、分かったんです」
何か嫌な予感がした。そして、それは的中した。
少女は輝くような笑顔で俺に言った。
「六十万人もいるニートを狙えば絶対に一定の売り上げは得られます。だから―」
そして突然、彼女は頭を下げた。
「私に協力してください!!」
「……」
それは……つまりどういうことだ?
「協力ってなにを? 俺は小説家でもなんでもないよ」
「ニートさんですよね? ニート生活の取材をさせてほしいんです」
さらりと少女はとんでもない事を言った。やっぱりばれていたのだ。
「……ど、どうしてニートだって分かったの?」
「見れば分かります」
少女が当たり前なことのように言った。俺は氷の刃で心臓を串刺しされた気分になった。見れば分かるほど負のオーラが漂っていたのか。
「できれば生活を取材させてもらって、最終的には就職して欲しいんです。それを脚色して小説にしますから。ほら、やっぱり最後はハッピーエンドが良いですもんね。駄目ニートに希望を与えたいんですよ」
「…………はは、そうなんだ。でも俺は、たぶん就職なんてできないよ。他所を当たった方がいいんじゃないかな……」
「諦めちゃダメですよ!! 未来は明るいです!!」
グッと握りこぶしを作り、少女はそんな無責任な事を言う。彼女は俺を見上げて元気づけるように微笑んだ。少しドキッとした。
冒頭です。
お願いします。
351:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 20:38:44.99
ニートって絶対に女の子に助けてもらう妄想するよな
352:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 20:55:53.07
元ニートだけど女の子の金で遊んでたら紐になった俺みたいなのもいる
353:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 21:08:51.60
掴みとしては悪くないんじゃないか。
一人称なので、主人公の心理を情景描写に絡めたほうがいい。例えば、夜の公園の街灯の下、ぼんやりと照らされた彼女は、どこか幻想的で一瞬、これが現実なのかわからなくなった、みたいなのもいいかもしれぬ。
主人公の心理に合わせて、街を灰色っぽく書くのもよいはず。
彼女がニート取材の為に付き合う必要まであるのか、という部分に根本的な疑問が残る。彼女もどこか変人である、というような描写があれば納得しやすいかな?
細かいところなら、ニート描写、ダメ人間描写をもっと深くし、成り上がった時のインパクトを強くすればいい。あと、少女の衣服の描写もほすい。
素人意見だから、参考程度に。
あとはワイさんや他の批評家を待て。
354:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 21:12:23.42
小説家になろうというタイトルはどうなんだ?某有名サイトと同名だし、捻りもなさすぎないか?
355:秋吉君@弾け飛ぶ☆ネカマ液 ◆2itMTGf8Qk
12/03/10 21:51:01.81
やるか?最低人間コンテスト!
356:名無し物書き@推敲中?
12/03/10 22:50:02.48
ちょっと長いけどよろしくです。
URLリンク(ana.vis.ne.jp)
357:335
12/03/11 00:32:04.71
>>338
ありがとうございます。
読みやすいように、文単位、段落単位ともに構成見直してみます。m(__)m
ありがとうございました。
358:名無し物書き@推敲中?
12/03/11 01:03:36.38
>>354
折角だしなろうに載せたら?とは思ったなw
359:オチツケ
12/03/11 02:29:38.17
どんだけ最低の人間を描けるか、みたいなのは究極のテーマじゃないかと思うんですわ
360:オチツケ
12/03/11 07:07:51.77
すごい!本当にすごい!
き、き、き、き、気持ちいい!
361:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/11 10:29:58.88
>>343-350
一人称の作品! 冒頭はゲーム画面を目にした主人公の視点と考えられる!
>血が飛び散り、断末魔の声が鼓膜を叩いた。
(断末魔の声で鼓膜を叩かれたのはゲーム内の主人公に見える!
ゲームと現実を区別する改行はないので人称に狂いが生じていた!)
ワイの場合
血が飛び散り、断末魔の声を上げた。
>~買い溜めしたカップ麺はまたも底を尽いてしまった。
(漢字で書けば、底を突くが正しい!)
>「とりあえず今日は遅いので、これ私の携帯番号です。明日の朝九時以降なら何時でもいいので掛けてください」
(渡した紙片に携帯番号が書かれていた! 事前に用意していたのか!
待ち伏せとして考えてもおかしい! 相手を品定めするような凝視は必要がない!)
彼女の不自然な行動には一応の辻褄が合っていた! 出会いの場面は都合が良すぎる!
主人公の生活がよく書けているだけに彼女のくだりは少し作り物めいて見えた!
冒頭の展開としては悪くなかった70点!(`・ω・´)
362:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/11 11:09:35.76
>>356
>コンビニに朝食を買いに行こうとして履いたズボンのポケットに~
(ズボンは穿く!)
落とした名刺入れを探して奮闘する物語!
警察に模した大仰な表現や妄想が入り混じった作りは主人公の性格を表しているように見えた!
実際の容姿にはほとんど触れていないので若いくらいの情報しか得られない!
>就職した時に奮発して買ったもので、まだ二年と数ヶ月しか使っていない。
(就職浪人も考えられる! 二十四歳くらいを想定して読んだが確証はない!)
話の流れは丁寧で読み易かった!
大切な物が探している過程で不要な物になった! その落差を楽しむ狙いがあると思われる!
ただし同じ調子で物事が展開する為、人によっては中弛みと捉えて興を削がれるかもしれない!
名刺入れは落としていなくて主人公が持っていたと云う落ちでもいいかもしれない71点!(`・ω・´)
363:名無し物書き@推敲中?
12/03/11 12:38:31.18
大学の法医学の授業で、司法解剖を見学したことがある。
私が見たのは刺殺された男性と子供だった。
解剖の対象は、外傷部分だけにとどまらない。たとえ頭部に傷がなくても、頭蓋骨をノコギリで切り開き、
脳を取り出して観察する。臓器は摘出・検分された後で、適当に山積みされていく。
そこにあるのは、大破し輪郭を喪った、筋と皮と肉の残骸である。
死体の腐敗臭と、細かなガラスの破片のようにその上を覆っている、薬品の鼻をつく臭気によって、
横にいた大柄な男性が、涙と鼻水を垂らしながら嘔吐しているのを、私は盗み見ていたのだった。
監察医が、取り出した子供の脳を子供の腹に押し込み、頭蓋の裡に、もともと腹にあった臓器を
詰めなおしている最中の出来事だった。 子供の脳は柔らかく、摘出すると元の位置には戻らないのである。
お願いします。
364:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/11 13:39:38.72
>>363
医学部って入ってからどれ程大変なんですか?
URLリンク(mimizun.com)
古い情報を元に書いたような気がする!(`・ω・´)
365:名無し物書き@推敲中?
12/03/11 13:42:18.42
これは酷い自演を見た
366:名無し物書き@推敲中?
12/03/13 07:59:56.26
363は赤面ものだなw
367:名無し物書き@推敲中?
12/03/13 13:41:37.28
いまさら自演重ねて繕っても遅いよ
368:名無し物書き@推敲中?
12/03/13 22:03:36.64
オレンジが、喘ぐように叫んだ。
だけど、俺はそんなことよりも…
「嘘だ!」
ぱぁん
硝煙の匂い。拳銃の発砲音。薬莢を吐き出すその銃身まで、俺は見た。
走る、走る。たいした距離じゃない。早くいかなければ。
彼女は泣いている。一瞬の後に怒号と銃声の嵐。弾丸が飛び交う。弾丸が肩をかすめる。
いや、当ったのかもしれない。痛い。彼女は泣いている。
駄目だ。そんな剥き出しじゃあ。死体に隠れろ!
俺は飛び込み、スライディング、自分の体で彼女を庇った。視界が歪む。全てが渦まいて白に近づく。
彼女は…ぼこぼこだった。弾丸の穴があちこちに。奇跡的に残った右目がきょろりとこちらを向いた気がした。
オレンジ達の声が近づいてくる。魔王は死んだ。それなのに・・・
俺は体が重くて、二つの死体の上に倒れこんでしまった。誰かが俺の心臓を打ち抜いたらしい。
俺は彼女の美しい瞳を脳裏に焼きつけて、笑った。
没にしたbadendの描写。安っぽい気がする。固有名詞は適当。お願いします。
369:名無し物書き@推敲中?
12/03/14 00:01:59.37
没にして正解!
以上。
370:名無し物書き@推敲中?
12/03/14 01:29:35.32
日本語でお願いしますとだけ言っておこう
371:名無し物書き@推敲中?
12/03/14 01:34:49.48
名詞止と列挙法?でスピード感が出てるってこと以外はー 内容の情報が少なくて
372:名無し物書き@推敲中?
12/03/14 02:36:58.36
オレンジが、喘ぐように叫んだ。だけど、俺はそんなことよりも…
「嘘だ!」
ぱぁん
硝煙の匂い。拳銃の発砲音。薬莢を吐き出すその銃身まで、俺は見ていた。
走る、走る。たいした距離じゃない。早くいかなければ。彼女は泣いている。
一瞬の後に怒号と銃声の嵐。弾丸が飛び交う。弾丸が肩をかすめる。
いや、当ったのかもしれない。痛い。俺は彼女と太郎の死体ごと自分の体で庇った。
視界が歪む。全てが渦まいて白に近づく。彼女は…ぼこぼこだった。
弾丸の穴があちこちに。奇跡的に残った右目がきょろりとこちらを向いた気がした。
オレンジ達の声が近づいてくる。魔王は死んだのに。彼女が手づから撃ち取ったのに。
体が重くて二つの死体の上に伏してしまう。俺も誰かに心臓を撃ち抜かれたらしい。
俺は彼女の美しい瞳を脳裏に焼きつけて、笑った。
魔王は死んだ。頭に小さな穴をあけて、血を噴き出して、確かに静かに、娘が散らせた。
直してみた。自分でわかる日本語の間違いはこれくらい。暇な人お願いします。
373:名無し物書き@推敲中?
12/03/14 02:38:16.81
名詞止めw
374:名無し物書き@推敲中?
12/03/14 03:47:46.10
ワイさんに頼んだのに暇な人って失礼だった。申し訳ない。>>372の方でお願いします。
375:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/14 05:48:10.07
>>372
>オレンジが、喘ぐように叫んだ。
(喘いでいる状況で叫ぶことができるのか! 言葉が矛盾しているように見える!)
>ぱぁん
(シリアスな場面に相応しい表現とは思えない!)
>弾丸が飛び交う。弾丸が肩をかすめる。
(弾丸の繰り返しで見た目が悪い!)
ワイの場合
弾丸が飛び交う。一発が肩をかすめた。
>俺は彼女と太郎の死体ごと自分の体で庇った。
(二人の死を自覚していながら、庇う理由がよくわからない!)
>彼女が手づから撃ち取ったのに。
(間違いではないが『手ずから』の方が使われている!)
>魔王は死んだ。頭に小さな穴をあけて、血を噴き出して、確かに静かに、娘が散らせた。
(彼女が魔王の頭を撃ち抜いた! 最後は娘となっていた! 魔王の実子の意味なのか!)
物語の背景が見えないので文章のみの評価54点!(`・ω・´)
376:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/14 05:52:27.27
>>375
>(二人の死を自覚していながら、庇う理由がよくわからない!)
自覚は自分を指しているので『認識』に変更する!(`・ω・´)
377:名無し物書き@推敲中?
12/03/14 18:44:33.96
僕はいつもひとりだった。
クラスでグループを作ればひとりだけあぶれた。
休み時間が苦痛だった。昼休みなんか最悪だった。
大勢の中に居たくなかった。ひとりであることを痛感させられるから。
ずっとひとりだった。これからもきっとずっとひとりだ。
何かあるたびに、こんな惨めな思いをし続ける。
378:名無し物書き@推敲中?
12/03/14 18:49:36.91
昼休みがどう最悪だったかを書き込むべき一文章だな。作品と化すならば。
379:名無し物書き@推敲中?
12/03/14 21:31:34.67
>>372ですが、的確な指摘ありがとうございます。確かにと思う事ばかりでした。精進します。
380:名無し物書き@推敲中?
12/03/15 00:15:59.43
>>353
ありがとうございます。
情景に絡めるのは意識してるんだけど、まだ足りなかったみたいですね。
服装の描写も手を抜いてました。
一応少女も変人として書くつもりです。
もっと変人らしい奇行を意識したいと思います。
>>361
ありがとうございます。
紙に書く描写を忘れてました。
ご都合に見えないように気を付けます。
381:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/15 00:53:57.92
>>377
>僕はいつもひとりだった。
>大勢の中にいたくなかった。ひとりであることを痛感させられるから。
抜き出した部分だけで十分に意味は理解できる!
残りは全て重複に見える! 何故、クラスから孤立しているのか!
その理由が書かれていればもう少し内容がすっきりしたと思う!
ひとりを強調しているとしても、くどい印象を払拭できない!(`・ω・´)
382:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 00:53:45.46
少年は悔しさからか、絶望からか硬く目を閉じた。嫌だと。現実を拒否するために固く、ギュッと目を閉じた。
手足に負荷がかかる。両手両足両肩、逃げられないようにと異形達によって抑えられる。伝わる異形の体温に、彼等もまた生きていることを感じさせられた。
固くつむったまぶたの裏に走馬灯が早送りで再生された。スクリーンの裏に流れたその光景。我ながらつまらない人生だったなと少年は思う。しかし、つまらなくて良かったとも思った。俺が歩んだ人生が俺の人生で良かったと。
刹那、感じたのは痛み。右肩への鋭いような鈍いような熱いような痛み。不思議と少年の唇からは悲鳴ではなく、笑みが漏れた。 壊れたように、制御されないその唇からは音が溢れ出す。
痛い、多分激痛。何かを刺されているような、熱い何かを入れられているような、酷く軋む痛み。まぶたの裏に火花が散り、硬く握った手のひらには爪が食い込んで暖かかった。
不意に、手足にかかっていた負荷が消える。解き放たれた手足をジタバタとさせるが何かに当たったなどという感触はなく、ただ痛みの残る肩をいた痛めつけただけであった。
何が起こったのか少年は目を開けて確認をした。太陽は眩しく、閉じていた目には酷く滲んだが次第に慣れる。帰ってきた視界には静かな誰もいない街が写っていた。
おなしゃす
383:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 01:16:26.17
「もう砂ぐらいしか浚うものはないし。」
晴れた日は、風が吹かないから、歩いた後以外砂一粒だって動かない。
生物が居ない。私の足音しかしない。私は地面から目線を上げた。
「本当に、何も無いんだな。」
太郎は顔を覆って、その場に座り込んだ。
「わかっていた事でしょう。」
私も足を投げ出して座る。
「俺、もっと勉強しとけば良かったな。」
太郎が無念そうに言う。あんまりらしくないので笑ってしまった。
「いいのよ。」
「何がいいんだよ。」
反射的に言い返されて、言葉に詰まってしまう。太郎は少しむっとしたようだ。
焦って答えを探した。頭をぐるぐる回転させて、心と言葉を照らし合わせる。
「もう、充分だから。」
そう言った瞬間、目があって、何故か顔をそらしてしまう。どぎまぎしながら反応を待つのに、太郎は何も言わない。やはり舌足らずだったろうか。
伝えたいことは上手く言葉に出来なかった。だから、慎重に肩を寄せた。
顔を向けると、泣きそうな貴方がいた。夕日に真っ赤に染められて、鳥肌が立つほど綺麗だった。震えるように口づけをした。太陽は地平線に燃え落ちていく。もうじき世界が、光を失うのだろう。
舞台は異常気象とかやばい衰退していく世界、場面は幼馴染との別れの直前。太郎が勉強してたら別れずにすんだかもしれない。お願いします。
384:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 01:32:14.03
>>382
登山殺人の話書いた人?
385:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/16 06:08:38.62
>>382
目を閉じる場面で『硬く』と『固く』の両方を使っていた!
ワイは、どちらか一方でいいように思った!
>~逃げられないようにと異形達によって抑えられる。
(実際に肉体を拘束されているので『押えられる』方がよい!)
>不思議と少年の唇からは悲鳴ではなく、笑みが漏れた。
(笑みは声の表現ではないので違和感がある!)
>帰ってきた視界には静かな誰もいない街が写っていた。
(写真やコピーの類いではないので『映る』の使用が望ましい!)
街中で起きた事象に思えない!
異空間に引きずり込まれたのであれば納得はいく!
異空間から解放された等の締めが欲しかった55点!(`・ω・´)
386:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/16 06:09:16.19
>>383
>~歩いた後以外砂一粒だって動かない。
(後は跡のような気がする!)
終末の世界に相応しい描写がもう少し欲しいところ!
晴れた日が無風になる原理はよくわからなかった!
異常気象の根本的な原因に触れてもよかったかもしれない!
世界観を活かした危機感が足りないと思った61点!(`・ω・´)
387:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 08:29:31.76
>>384
違います
>>385
ありがとうございます
実はずっと街中で起こっていた
っという設定なんですよね……
388:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 13:26:40.15
>>387
下手すぎワロタ
才能ねーよお前w
389:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 13:36:23.23
目糞鼻糞って知ってるかな
390:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 13:38:03.09
目くそと鼻くそは役割、臭い、味、全てが違う
391:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 13:44:47.71
まあこのスレに晒される散文は大抵糞だけど、ね
392:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 14:02:04.60
役割は違っても糞として捨てられることは同じ。
結果は同じっつーこったな。
393:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 14:06:51.97
『みんな糞なんだから俺の作品だけdisられるのはおかしい』
394:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 14:15:39.74
鼻糞は食べるけど目糞は食べないよ
395:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 16:47:36.12
お前らよりは上手いから
396:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 16:48:04.45
気にするな。
結果は同じだ。
397:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 18:00:31.99
この程度で心が折れるなら才能はないだろうな。
398:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 18:15:01.22
叩かれるのも修行のうち 叩く人にこそ感謝すべき
修行にもならない粕みたいな仕事をわざわざ請け負ってくれてるのだから
399:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 18:36:42.42
んじゃ、その叩く人間にも
修行をさせてやろう
っていう親心を理解して
重々感謝しとけよ
400:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 18:40:40.24
トンチンカンな批評や叩きをする人間こそ
逆に馬鹿にされたり拒否られたりすることによって人生の修行になる
こうやって勘違い野郎を躾ける仕事を
わざわざ請け負ってくれているのだから感謝しろよ?
401:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 18:41:36.76
たしかに!
そのとおりだ!
402:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 18:51:17.36
>>388
どの辺りが下手か教えてください
お願いします
403:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 18:54:11.70
>>402
>>361-362
ここら辺の70点以上と比べるといいよ
404:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 19:14:02.71
少年は悔しさからか絶望からか、硬く目を閉じた。嫌だと。現実を拒否するためにギュッと目を閉じたのだ。
手足に負荷がかかる。異形達によって抑えられる。伝わる体温。聞こえる息遣い。それ等もまた生きていることを実感させられる。
固くつむったまぶたの裏、走馬灯が再生された。スクリーンの裏に流れたその光景。我ながらつまらない人生だったなと思う。しかし、つまらなくて良かったとも思った。俺が歩んだ人生が俺の人生で良かったと。
刹那、感じたのは痛み。右肩への鋭いような鈍いような熱い痛み。不思議と少年の唇からは悲鳴ではなく、笑みが浮かんだ。 壊れたように、制御されないその唇からは音が溢れ出す。
痛い。何かを刺されているような、熱い何かを入れられているような、酷く軋む痛み。まぶたの裏に火花が散り、爪が食い込むほど手を強く握りこんだ。
不意に、手足にかかっていた負荷が消える。解き放たれた手足をジタバタとさせる。しかし何かに当たったなどという感触はなく、ただ痛みの残る肩を酷使しただけであった。
何が起こったのか目を開けて確認する。太陽は眩しく、閉じていた目には酷く滲んだが次第に慣れる。帰ってきた視界には誰もいない静かな街が映っていた。
405:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 19:29:30.30
>>403
見てきました
赤面しました
406:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 19:32:08.98
『異空間都市』 大江健五郎
少年は悔しさと絶望から目を閉じた。
―嫌だ!
現実を頑なに拒否するがごとくギュッとまぶたに力を入れる。と同時に、手足に負荷がかかる。両手両足が押さえつけられ、そのとき膚に伝わる何者かの体温におののいた。
それは固くつむったまぶたの裏で走馬灯のように再生された。我ながらつまらない人生だったな、と少年は思う。しかし、つまらなくてよかった、とも思える。
俺が歩んだ人生が、俺の人生でよかった―
その刹那、感じたのは一か所に充満する鋭い痛み。右肩が、燃えるように熱い。が、少年の唇からは悲鳴ではなく笑みが漏れていた。 制御されないその唇から放笑が壊れたように溢れ出す。
痛い―
全身に激痛が伝わり、突き刺さった何かが軋んで少年の脳裏に火花が散った。固く握った手のひらに爪が食い込んではぬめり血が流れた。
やがて手足にかかっていた圧が緩まる。解き放たれた手足が勝手にバタつく。ジタバタと空を切る手足が虚しく泳ぎ、少年は体のバランスを崩した。痛みの残る右肩に手を置くとその目は見開いた。
太陽は眩しく、滲んでいた空間が徐々にクリアーになる。視界を取り戻す。と、少年の前には静かな街並みがただ燦然と広がっていた。(了)
407:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 19:35:27.38
>>404
直すとこうなるんですね
参考にさせていただきます
408:名無し物書き@推敲中?
12/03/16 21:13:36.88
>>386ありがとうございました。
409:名無し物書き@推敲中?
12/03/17 20:08:46.21
小学生女児をレイプしよう。
38歳無職童貞のワイがそう思いたったのは、暑さが日に日に増す七月上旬のことであった。きっかけは書店で何気なく購入したコミックLOという雑誌だった。
それはいわゆるロリコンを対象にするエロ漫画雑誌で、小学生にしか見えない女の子が男とセックスをする内容のものばかりが載っている。中でも特にワイの目を引いたのは、クジラックスという漫画家が描いた女児レイプものだ。
冴えないロリコンの大学生二人組が小学生を大勢レイプし、最終的に自殺をしてしまうというストーリーである。
その漫画を読み終え、ワイの胸に湧きあがったのは小学生とセックスしたい。そんな願望だった。どうせならレイプの方がいいとも思った。無理やりの方が背徳感も十倍増しになるだろう。どうせ人生はとっくに詰んでるのだ。怖いものなんてなにもなかった。
思い立ったが吉日という言葉の通り、早速ワイは小学生レイプ計画を開始した。まずは何処でやるかが問題だった。自宅は無理だ。家族がいるし、すぐに足がついてしまう。レンタカーも同様の理由で却下だ。では、やはり野外がベターだろうか。
エロ小説の出だしとしてどうでしょう?
おなしゃす
410:名無し物書き@推敲中?
12/03/17 20:11:24.45
文は人なり。他人を卑しめてやろうという臭気が書き手の人格を如実に表している。
ユーモアのセンスが足りない。
411:名無し物書き@推敲中?
12/03/17 20:12:37.94
○ユーモアのセンスが、下品。
412:名無し物書き@推敲中?
12/03/17 22:01:06.71
上手いな
413:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
12/03/17 22:27:10.79
>>409
主人公のワイの思考がおかしい!
>小学生とセックスしたい。
(そのような行為を好んでいた!)
>無理やりの方が背徳感も十倍増しになるだろう。
(背徳は道理に背く行為! 背徳感は後ろめたい気持ちの表れと捉えられる!)
道理に背く行為が気持ちを昂らせる!
そのような内容を文章で伝えないと意味が通らない!
点数を付ける段階にない!(`・ω・´)
414:秋吉君@ネカマだらけ ◆2itMTGf8Qk
12/03/17 22:27:52.37
ワイさん自身が小学生女子なんだけどな
415:名無し物書き@推敲中?
12/03/17 22:32:37.64
↑上久保
416:名無し物書き@推敲中?
12/03/17 22:33:14.42
評価おねがいします!
―ここから―
薄暗く、静かな下校道。
俺は霧雨を傘で受けながら、まっすぐ家へと向かっていた。
右手に持ったカバンの重さが鬱陶しく、歩くのがひどく億劫になる。
アスファルトで塗装された長い田舎道は、まるで無限に続いているかのように感じられた。
首をかるく左右に振っても、見えるのは田んぼや畑ばかりだ。昼間は綺麗なその景色も、黒ずんだ夕方の中では不気味なものにしか見えない。
歩き続けて10分、ようやく下校道の中ごろまで来た。
ふと、数十メートルほど前方の少女の人影が目に留まる。
その姿の細部までは分からないものの、耳にイヤホンのようなものを装着しているのが見えた。
傘は差しておらず、降り注ぐ霧を細い身体に直接受けてしまっている。
まさか、音楽でも聴いているのか。こんな雨にも気付かないほど、聴き入っているのか。
やがて、その姿が数メートルほどまで近付いた頃、俺は少女が聴いているモノの正体を悟った。
横を通り過ぎていく少女の顔。その瞳孔はぎらぎらと開ききっていた。両耳のイヤホンから、特徴的な電子音が微かに漏れている。
417:秋吉君@ネカマだらけ ◆2itMTGf8Qk
12/03/17 22:33:47.61
あ、言い忘れてたけど、財布のやつは俺なんだ。
むかーし書いた奴。
ワイさんありがとう!