12/03/11 10:25:16.87
約束どおり、3・11になったので応募した小説をupする
純文学は、未だに魂のない抜け殻となった私小説と
心境小説の形式を引き摺っていると思っている
もう読まれなくなった志賀直哉の心境小説における
表現形式を模範としているところが大きい
つまりは如何に主観的なものを排して、見えるものを
客観的に描写(簡潔描写)するかという発想からの表現方式なんだ
それは事実=真実とする、私小説における
リアリズム技法でもある
が、俺はそんなリアリズム技法では、現在の複雑化した社会や
人間心理の奥に潜んでいる真実としての闇など描き出せないと思っている
ただの上っ面の現象だけを描くか
心理学的に人間の心を解剖するだけしか出来ないと考えている
ここで表現技法の方法論なんか論じるつもりはない
俺の小説を読んでもらえれば解ると思うが
意識的に感覚的な描写を心がけている
つまり伝統的な私小説の表現に反逆しているわけだ
どう思われるかは、自由だと思う
もう公募新人賞には応募はしない
正直、疲れたし、うんざりだし
色んな意味で可能性が閉ざされている
自分の信じる文学に向って、前向きに歩いて行くほうが建設的に思えた
小説を書き始めて14年になるが、辿り着いた地点がここだ
今後は電子出版の道を模索する
パブ―の星になるつもりだ(笑)
書き溜めたものが10作品ほどあるが
準備が出来次第に出版するつもりだ
どうか読んでいただきたい。お願いいたします
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